中小企業庁の「公式」事業再構築補助金動画の要点

当サイトでは、度々事業再構築補助金を取り上げてきましたが、今回の「公式」事業再構築補助金解説動画はなかなかクセがすごく(いい意味でお役所的でない)、必見の動画です。

 

動画の要点はあとに記載していますが、動画もぜひ。

 

中小企業等の思い切った事業再構築への挑戦を支援 事業再構築補助金のご案内 1.背景編~本補助制度 誕生のお話し~

 

中小企業等の思い切った事業再構築への挑戦を支援 事業再構築補助金のご案内 2.概要編~これで分かる補助金制度の内容~

 

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「公式」事業再構築補助金動画のクセがすごい

官公庁の公式動画としては、かなり(地味に)攻めている感じです。

事業再構築補助金

 

 

 

 

 

 

 

 

 

0をこれでもかとばかりにつけたテロップ。

 

事業再構築補助金

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入り口が、「なんと言っても一兆円なんです」「中小企業庁の普段の予算の10倍以上となるんです」中小企業庁の村上経営支援部長が「僕も(金額の多さに)びっくりな感じでございまして」と、テレビショッピングをマイルドにした感じの導入部。その後もラフでわかりやすいトーク。

 

この他要点を、元動画の語り口も含めて抜粋・箇条書きにします。

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「公式」事業再構築補助金動画からわかる中小企業庁の思い

まず2つの動画全体からみえる中小企業庁の意図は、下記の通りです。

  1. 今回の補助金を、いままでなんとかやってきて、コロナで本当にピンチになった日本のビジネス全体が生まれ変わるきっかけにしたい
  2. 労働生産性を向上し、労働者給与の底上げを図りたい
  3. 守りではなく、新しいことをすることに対し、国は応援をする
  4. 技術やサービスはせっかく良いものがあるので、ぜひ専門家とともに、経営計画書を書いたり、自分の良さを説明できるようになってほしい(頭の中にあるだけではだめで、具現化してほしい)
  5. 1年に中小企業庁が用意する補助金の10倍の予算を用意しているから、ぜひ規模の大小を問わず、積極的に取りに来てほしい

以上の点が、動画全体の印象として伺えます。

 

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「公式」事業再構築補助金動画の内容

  • 日本は先進国で新製品を最も出さない国になってしまった
  • 営業利益のうちどれだけ設備投資・研究開発に回しているかが、日本より下がっている
  • 企業の中に400兆円とも言われる内部留保がたまり、新製品・サービスを出さなくなっちゃった
  • こんな中でも、伸びている企業が23%ある(巣ごもり消費につながる商品・サービス開発・受注増→16%、感染申しにつながる商品やサービスの開発・受注増→8%、在宅勤務に対応した商品やサービスの開発・受注増→4%)
  • 半分の業態は生き残っているが、残りの半分はこのままの業態は無理
  • 企業の労働生産性は2000年頃から増えていない
  • 2005年以降、ほとんど日本経済は脳死しているんじゃないというくらい全く動かない
  • 相対的貧困率はバブル期の10%→15%、およそ300万世帯が貧困状態にある
  • 年収200万円未満の就業者は1,145万人
  • 年収200万円以下の世帯主比率は、女性世帯主の場合33%、3人に1人が年収200万円以下
  • 持つ人、企業と持たざる人の二極化
  • 男性の給与も平均で80万円落ちている
  • 原因は新しいことをしなくなっちゃったから
  • 人生も国も守りに入ってる
  • 系列取引の流れが止まっている
  • 航空機メーカー・飲食店業界など・・・
  • 系列取引(ドラゴンヘッド)の中にいるうちは、系列メーカーもブイブイ言っていた
  • 系列取引が壊れつつある状況で、「束になって取り掛かる」スイミー戦略が必要になる
  • 今までの取引関係で生きてきた業種は、このままでは生き残れなくなってしまう
  • 今の日本経済の問題は、コロナが始まる前に、日本の人口がピークアウトしたときから始まっていた
  • コロナのせいでどーんと来ちゃって、どうするんだ俺たちって感じになった
  • 誰に売るの?どうやって売るの?がわからない
  • これまでは、販促等必要なく、上や代理店に任せておけばよかった
  • (強みが具体化できないので)「来ればわかる」「食えばわかる」になってしまう
  • 今までは腕一本で勝負していた
  • これからは、買ったことのない人、食ったことのない人にどういう言葉で説明する?ということが必要になる
  • 左の腕だけじゃなくて右腕にペンも必要な時代になる
  • (系列取引が壊れた・需要が消失した企業にとっては)これまで海の中でゆうゆうと泳いでいたのが、いきなり太平洋に放り出される感じになるわけ
  • 心細くて、俺たちどうすればいいのみたいな状況になる
  • だから「一兆円」なんですよ
  • どんなことをすれば、自分の会社の将来につながるような資産が作れるか、チャレンジする必要
  • スケールアップ組とパワーアップ組の存在
  • スケールアップ組はエクイティや新領域に出ていくビジネスパートナーが必要
  • パワーアップ組は地域社会の持続的可能性に向けてともに組む中核的事業者が必要
  • ともに束ね(Swimmy科)が必要
  • スケールアップ組は様々な関係分野のプロと、中小企業から中堅企業に成長、海外競争を目指す
  • パワーアップ組は、地域商社・DMO・アグリゲーターなどとの連携を通し、地域の持続可能性を支える
  • ただ、事業再構築補助金はどちらのケースにも使ってほしいものである
  • オーナー経営からの卒業のきっかけとしてほしい
  • 自分が持っている資本金だけだと、大きな開発は無理
  • 外部出資を受け、手元資金を膨らまし、借り入れも大きくできるように
  • 現状、最初のきっかけがなかなかつくれない
  • この1兆円の制度は、(事業転換の)最初のプロダクトを作って売り込んでみることに使える
  • 今回の補助金は、可能性に対する支援
  • 地元の飲食店は?俺たちはグローバルなラーメン屋じゃなくて、地元の人に美味しく食べ続けてもらいたいんだ、という場合は、「みなさんと一緒に、一工夫してください」
  • フランス料理店が韓国料理をデリバリーしている
  • デリバリー用の食材をセットにして、業務用食材と業務用レシピにして、飲食店に卸している
  • 他の種類の料理も扱うようにしたら、フレンチでなくてもお店が回りますという状態になった
  • 食材に合わせたお弁当箱の投資が必要になる
  • もともと料理のプロだから、レシピと食材があれば、他の種類の料理でもできる
  • 自分自身がレシピを開発する立場じゃなくても、そのレシピを開発するサービスがあるんだったら、その人の力を借りて新しい飲食店の業態を作ればいい
  • 本当に小さい企業から、そこそこ大きい企業まで、いろんな事業再構築のあり方が存在する
  • 数百万も数千万も、中小企業庁にとってはどちらも重要な再構築
  • 硬い話になるが、「補助率」、例えば3分の2であれば、やろうとしている事業の3分の2は国が出しますよ、中小企業だと、9,000万円までのプロジェクトだとそのうち最大6,000万円が支援される
  • 残りの3分の1は、お金を借りてくるとか、お金を自分で出すとかしてほしい
  • 100万円が下限なのは、100万円未満で中小企業・個人事業主を助ける制度があるため
  • 小さい企業の方向転換も、大きな企業の大きな方向転換も、両方相手にする
  • 普段数千万の投資をしている企業からすれば、「6,000万円までしか出ないんかい」というツッコミもあるかもしれない
  • 金額の多寡に偉い・偉くないは別にまったくない
  • それぞれの事業者にとってのチャレンジであれば支援します
  • 中小企業を卒業します、と宣言すると支援の最大額が1億円となる、つまり1億5千万まで投資が可能になる
  • 中小企業卒業枠は、支援後3年~5年のフォローアップ期間終了時に、正当な理由なく中堅・大企業になれなかった場合、差額(最大4千万円)は返納いただくこととなる(それぐらい必死になってやってねということ)
  • 中堅企業は、グローバル展開をする場合に最大1億円支援しますよ、と。
  • こちらも正当な理由なく所定条件未達の場合、差額の2,000万円は返納する事となる
  • あとから必要かなということで、緊急事態宣言特別枠をつけた
  • 飲食店で多店舗展開をしているけど、協力金少ないんじゃね?うち困ってんだよねーというところに使ってもらいたい枠
  • 通常枠は10%以上の減少が要件だが、特別枠は令和3年1月~3月のいずれかの月の売上高が、前年または前前年比で30%以上減少が条件
  • 従業員数に応じ、100万円~1,500万円、補助率中小企業4分の3、中堅企業3分の2で対応する
  • 率直なところ、早く配らなきゃいけないというのはある、でもしっかり制度設計して配ろうとすると半年はかかってしまう、その間に企業が倒れちゃう。協力金じゃ足りない、そういうところに使っていただきたい
  • 申請する前に、認定支援機関にいって、そこの指導を受けてきてくださいという仕組みになっている
  • 認定支援機関とは、地域の商工会、商工会議所の経営指導員、地方銀行、税理士・行政書士・弁護士・公認会計士などで国の認定を受けている機関
  • 放り出されて何をやればいいかというのは、経営者の頭の中には浮かぶけど、それを紙に書いて出すというのは大変
  • でも、大変だけれども(具現化されなければどうにもならないので)やらなきゃいけない
  • 経営者は、経営しているとおっしゃるんだったら、自分で自社の事業計画を書き出すことにチャレンジしてほしい
  • お助けマンはたくさん用意するが、申請は必ず本人がやってください
  • 代理申請・代理申告はだめです
  • 国トータルでみると、お金がないわけじゃない
  • だけど、生産性を上げていかないと、年収200万円以下の世帯が増えてしまう
  • ちょっと違うマーケット、ちょっと新しいマーケットにシフトしていかないといけない
  • 経営者のやる気が問われる
  • 大きな歯車の組み替え直しのための一兆円
  • 公募要領を読んで、GビズIDプライムアカウント取得、認定支援機関への相談開始はしておいてほしい
  • 最初のうちは、準備して「まだかよまだかよ」と待っている方がたくさんいると思うので、一次公募の締め切りは4月30日としているが、5月上旬から二次公募を開始、出てくる案件にもよるが、合計で5回の公募を実施予定
  • うまくいけば、年明けまで公募できるんじゃないか
  • 4月に申請・6月に交付決定の場合、翌月の7月~翌年7月までが補助事業実施期間
  • 終わったら、事業化状況の報告書を年1回、5年間に渡って出してください
  • 細かいけど、慌てて「もう事業に着手しちゃったよ!」という人がいる。この事前着手も、今回はOK!ただし、不採択の場合もあるので注意
  • ただ、今始めているのは、必ず補助がつくかどうかは約束できない
  • 2月15日以降の設備の購入契約等が補助対象
  • 設備の購入等では入札・相見積もりが必要
  • 本当に通る自信があったら、事前着手してもいい
  • 日本政府の気持ちとしては、頼むから、(コロナ直後じゃないから)もう大変って言ってないで。今もうかってる23%と、しないと無理、俺たちって人がわかっているので、「変化しないと無理」な人たちに対し、未来への扉として補助を出しましょうという思い
  • このまま惰性で干上がっていく小魚とドラゴンじゃ困る
  • 手引にはきつい条件も書いてあるが、ぜひチャレンジしてほしい

以上のような内容です。

ぜひ動画全体を通してみると、より事業再構築補助金の意義がわかるので、ぜひ全体を御覧ください。

 

 

 

 

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