加工部品のCADデータをUPするだけで、見積もり・翌日出荷がされるミスミのmeviyにみる、様々な分野へのAI/自動化の波及

補助金・助成金絡みの記事以外でいろいろと探していて目に付いたのがミスミの「mebiy」という、AIを活用したサービス。

部品のCADデータを送るだけで、費用見積もりがされ、作成・翌日以降に出荷がされるという仕組みになっています。

SNSで、徳永製作所の徳永さんという方がmebiyのサービスに言及し、下記の通り書かれています。


「町工場にとっては脅威になってくる」

「人の介在するメリットを活かすなど、工場独自の技術でないと実現できない方法の模索が必要になる」

と記載しておられ、確かにこれは汎用的な部品を製造する町工場にとって、脅威になるだろうということは想定できます。

 

このmeviyという部品調達サービスは、どのようなものだろうと興味を持ってサイトを閲覧しました。

 

ちょうどこの記事を書いている本日、(1月26日)、ミスミグループ本社よりプレスリリースが出されており、「オンライン機械部品調達サービスでシェア53.5%と過半数で、2位の16.6%と比べると圧倒的なシェアを誇る」ほか、

設計データをアップロードすると、AI が即時に価格と納期を回答、製造プログラムの自動生成により最短即日出荷を実現しました。これまで通常数週間かかっていた部品調達プロセスを90%以上短縮し、創出した時間はより付加価値の高い業務に集中させることが可能になります。

としています。

 

AIによって仕事がなくなる(あり方が変わる)論というのは、以前より様々な分野で叫ばれていますが、meviyの場合は、「作り手との対話を用しない部品調達プロセスを、根本から変革する」という意味で、大きな変革を起こしていると言えます。

 

興味深いのが、ユーザーインタビューです。

 

設計会社の経営者が「簡単な部品はmeviyに任せ、複雑な部品は自社加工にするなど、リソースを重要な部分に振り分ける」など、「AIやシステムに任せる部分はお任せ、重要・難解な部分は自社(の熟練職人)でやる」など、「ここまではAIでできる、付加価値部分・難易度の高い部分は自社のプロで行い、プロがコア業務に集中できるようにする」と、使い分けているのです。

 

このようなAIを活用したサービスを利用することにより、ノンコア業務・定型業務を減らし、コア業務に集中するという動きは、様々な分野で起こっていると思われます。

 

「単純・一般化されたスキルはどんどんAIその他のシステムにリプレースされる」というのは近年至る所で言われていますが、具体的なサービスが立ち上がり、「このようにして活用する」という事例が蓄積されてくると、いかにAIにリプレースされない業務・技術を身につけるか、強みを磨き、AIなど自動化の及ばない分野にポジションを見つけるかというのが大切になってくると思われます。

 

 

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