半沢直樹という「ファンタジー」

普段ドラマを見ていない人でも、今クールの「半沢直樹」を見ている人は相当おられるでしょう。

家や仕事の都合などでリアルタイムで見られない人(私含む)を含めても、世帯視聴率の20%以上、人口の3~4割は見ているのかなと。

 

実際に金融機関に勤めている人から見たら、「あんな立ち回りをしたら一発でアウト」とか、「コンプライアンスという概念をあらゆる意味ですっ飛ばしてきている」などいう気分になるのかもしれませんが、勧善懲悪の部分も含め、深く考えず、(もしくは、それ違うだろ!と突っ込みをいれ)水戸黄門のようなファンタジーだと見れば普通に楽しめるかと思います。

 

当然、社会・ビジネスにおいては、善か悪か、という二元論ではなく、実際は置かれた状況・ポジションなどで振るまいが変わることも想定できましょう。

 

普通の人が悪人にひどい目に遭わされ、そこへ正義の味方がやってきて、悪人を退治、めでたしめでたし、という展開は、水戸黄門などの時代劇から現代ではアンパンマン・プリキュアまで、徹底的にこすり倒されたフォーマットです。

 

しかし、わかりやすく、かつ実際の社会のように善悪だけの観点から明確に区分けできるものではないので、逆にフィクションだからできる、わかりやすさは万人に理解しやすい物と言えます。

 

また、出演者の過剰過ぎるが故に、逆にコミカルに映る演技も、面白さの一つだと思います。

 

以前、AbemaのMというドラマで、ヒール役の秘書を演じた田中みな実さんの演技がフルスイングで、昔のとても強烈な印象を残し、主役を食うくらいの演技でしたが、半沢直樹の場合は、様々な役者がフルスイング・全力の顔芸。

 

ある種、振り切りすぎてコメディになっている感も、逆に一つの面白さと言えましょう。

 

今後も楽しみです。

 

 

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