日本経済新聞の2月9日朝刊で、中堅企業の高ROE(自己資本利益率)ランキングが発表されていました。
表自体は著作権の関係もあり、本紙をご覧いただきたいのですが、ランキング上位、つまり少ない資本で高い収益を挙げている会社の業種が、
- IRコンサルティング
- 迷惑電話防止システム
- マニュアル制作
- SMS配信
- ネットの投稿監視
- 自動車のポータルサイト運営
- プロジェクト管理ツール
- ランキング配信
- クラウドファンディング運営
と、非常にニッチな業容の企業が多くあります。
しかも、大半の業態が、毎月・毎年など一定期間の契約で、加入者が増えるほど固定的な収入が増え、効率が良くなるストックビジネス。
紙面では、迷惑電話防止システムのトビラシステムズがピックアップされていましたが、十数年かけて、警察とも連携、ほぼ独走に近い地位を築き上げるなど、すきま市場でNo1を極めることのすごさが理解できます。
このランキングは、売上高が100億以下の上場企業1,010社(PRO Marketを除く)が対象のランキングなので、上場企業の事例とはいえ、一見けしてマーケットが広いように見えないビジネスでも、ニーズを深掘りしていくことにより成長ができると言うことを実感させられるランキングでありました。