書籍 「資本主義ハック」にみる、課題を因数分解することの重要性

現在アイデア出しの為に、子どもの送りの待ち時間や仕事の後に書籍を読んでいます。

 

最近なるほどと思わされた書籍が、株式会社ZUUの代表取締役である冨田和成氏の著書、「資本主義ハック 新しい経済の力を生き方に取り入れる30の視点」という書籍。

 

タイトルや表紙はインパクトがありますが、中身は硬派で、よく考えられた書籍です。

 

この中で、重要なところを1点に絞りピックアップすると、

  • 全ては因数分解から始まる

というトピック。

 

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全てを因数分解することとは?

 

因数分解といえば、要素を構成する複数のものを分解する作業。

 

当著には、

「○○とは、どんな因子のかけ算で成り立っている?」という問いかけがあります。

 

この因数分解の意義について、

何より重要なのは、先ほど言った通り、因数分解を行うと「1の努力で100の成果を得られるボーナスステージが待っている」ということである。

として、目的を構成する要素を1つ1つ仕分けしていき、その中で「ここを改善すると、全体が劇的に変わる」というポイントが見つかると。

 

因数分解という思考法をある課題テーマに当てはめると、周囲の人よりも圧倒的に精緻な分析ができるようになるのだ。そうして、一つひとつの因子を点検していくと、「 本当は重要なはずなのに、 誰も重視していないこと」が必ず見つかる。これこそが、アービトラージの種となる「 隠れ因子」 であり、周囲が気づいていないこと、あるいは人々の間にある認知の歪みに他ならない。

 

ぜひ全体を把握していただくためにも、本書をぜひお読みいただきたいということを前置きとした上で、

「 本当は重要なはずなのに、 誰も重視していないこと」

というのを見つける、これがカギとなります。

 

かといって、自身で考えても、

  • 本当は重要
  • 誰も重視していない

という要素は、なかなか見つかりにくいかもしれません。

 

では、筆者の冨田氏が具体的にどう因数分解を行ったか。

 

こちらも書籍から引用します。

 

営業プロセス全体を 「リスト」「 アプローチ」「 面談」「 プレゼン」「 検討」「 受注」「リピート」と分解したとき、それぞれのプロセスはさらに「 量 × 質」に分解できる(「 プロセス」で分解 したあとに「 量 × 質」で分解する方法 は、因数分解をするときに階層の浅い段階での見落としを防ぎやすいのでおすすめである)。これで、7プロセスそれぞれを量と質の因子に分解することができた。私は営業マン駆け出しのころ、セールスプロセスをこうやって因数分解した上で、それぞれの数字を徹底的に追っていた。これらの7プロセスの因子それぞれに20%ずつ改善を加えられたとする と、 120%の7 乗、すなわち最終的な営業受注数の向上率は3・58 倍となる。これはそこそこできる営業の人たちに話しても最初はピンとこない場合も多い。全工程を20%改善できると最終成果も 20%増えると思いがちなのだが、実際はこれほど差が出てくるのだ。

 

このように、具体的にどう分解するのかが詳しく書かれており、さらにプロセスを分解することで、各要素を改善、そして相乗効果で、単純な1カ所の改善(例えば、アポ取りをともかく数を打つ)よりも、ずっと効率的で、大きな成果を得ることができるようになります。

 

学校の勉強でも、中学校の5教科で考えてみて、国語 90点 英語 70点 数学 50点 理科 70点 社会 85点の子どもの総合点数の総合点数を底上げしたいと思ったら、国語を90点→100点に上げるより、数学を50点→80点に引き上げる方が、基本的には簡単ですし、全体の点数も高まります。

 

これをもう少しビジネスに寄せて考えると、

ビジネスの構成要素を因数分解する

各要因を分析、それぞれを改善

全体として、それぞれの相乗効果が大きくなり、1つの要素の圧倒的な改善と努力より数倍の効果を出せる

あわせて、分解する中で「 本当は重要なはずなのに、 誰も重視していないこと」がわかる時が出てくる可能性がある

 

という形で、物事のゆがみ、ツボ的な物が発見できる可能性も出てきます。

 

さらに、こちらは書籍の記述をご覧いただきたいのですが、改善のかけ算・因数の深掘りなどの効果は、さらに結果を大きく改善するものになります。

 

本書は上記のみならず、いかに「社会のひずみを見つけ、その点を突破口にするか」という視点で物事が書かれており、参考になる点が非常に多いです。

 

ぜひご一読ください。

 

 

 

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