物の写真を撮り、セールアンドリースバック契約を行うことでお金が振り込まれる、買取×質屋のアプリ「カシャリ」の着眼点が面白い

Clubhouseが注目を集める一方で、賛否両論はありそうだけれどもユニークなもので、CASHARi(カシャリ)というアプリがあります。

 

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「カシャリ」はどういうアプリ?特徴は?

一言で言うと、Web版質屋サービスです。

物の写真を撮って送ると、最短30秒で物の価値を査定、査定金額でOKと思えば、その物を送付することなく、査定金額を銀行振込等で受け取れます。

ただし、期間は3ヶ月間となっており、1ヶ月毎にリース契約料がかかる仕組みとなっています。(クレカ等で利用料を支払う、コンビニ後払いにも対応予定)

最近、自宅を利用したリースバックの広告が目立ちますが、その「モノ」版と言えます。

 

まだサービスとしてはテストリリース段階で、2月上旬現在で対応しているのは、ゲーム機・デジカメ・スマホ・タブレット・バック・スマートウォッチ・電動工具など、ジャンルが限られます。

一方、スピード感、簡便性、本人確認・KYCをオンライン、GPSなども活用して行うことで、相手の実在性を担保するなど、ITの仕組みを活用した上でのユーザーの負担軽減を図っています。

 

もちろん、利用条件に関しては、この場合は「契約違反で、登録を削除し、一括でお金を返していただきますよ」、という「期限の利益喪失条項」もあります。

主には、

  • 規約違反や虚偽申請
  • 支払停止もしくは支払不能となり、または破産手続開始、民事再生手続開始もしくはこれらに類する手続の開始の申立て
  • サービスの利用およびリースバック取引が6ヶ月以上ない場合
  • 反社会的勢力に属する

などの、返済を行わない、規約違反他問題のあるケースは、それ相応の措置を受けることになります。

 

また、実質的なリースバック費用(毎月支払う費用)に関しては、実際にアプリの計算上で確認する形となりますので、金額に納得した上で契約する必要があります。

 

なお、このリースバック契約の隠れたメリットが、「貸金業法の枠外で、信用情報に取引記録の登録がされない」ということ。金利に関しては貸金業法と別枠です。ただ、基本的に物を送付すれば残債を解消できるので、運営側としても回収リスクが減少、ユーザー側としては、よほどの延滞などがない限り、物品を送って債務を0にすることができるというメリットもあります。

 

質屋をIT化するという、ありそうでなかなかなかったサービスです。今後も様々な改良・進歩が期待できる部分があり、健全な形で一つの資金調達手段が形成されるのが理想ですね。

 

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