新型コロナウィルスの影響で、4月の緊急事態宣言から今年のIPO(新規上場)が止まっていました。6月24日に再開され、まずは、フィーチャ(4052)、コパ・コーポレーション(7689)、ロコガイド(4497)が先陣を切りました。続くコマースoneホールディングス(4496)もコロナ禍にテーマとしては合うECセクターなので、注目です。
久しぶりのIPOとあって、多くの投資家が注目し、資金が集まった形。
結果、いずれも公募価格をはるかに上回る初値をつけました。
フィーチャ(4052)
モビリティ・自動運転、顔検知、HMIなどの画像認識技術を有する企業で、withコロナや5G、自動運転などのテーマ性のある企業で今回のIPOで最も期待が集まりました。
公募価格:520円
初値:4,710円
実に公募価格の9.1倍。
当選した方は、いきなりのご祝儀でしたね。ちょっと加熱しすぎなところがありますが、コロナで停滞した社会の雰囲気を新たな技術で切り拓いていってほしいものです。
上場即、特買が続き、初日寄り付かず、2日目もまさかの寄らずで、本日ついに値がつきました。いきなりの(ほぼ)10バガー。自粛自粛の反動がここにも出たかという感じでした。
ロコガイド(4497)
「地域のくらしを、かしこく、たのしく」というミッションをかかげ、地域情報をデジタル化することで、ミッションを達成するとうたわれています。
「トクバイ」「ロコナビ」の2つのサービスが軸で、これらのサイトから今後ビッグデータを活用した新サービスへの展開などがあるのではと個人的には予想しています。
公募価格:2,000円
初値:4,605円
こちらも公募価格の2倍以上。
こちらも初日寄り付かず、2日目に初値がつきました。
コパ・コーポレーション(7689)
実演販売、商品企画開発、卸売り販売、人材派遣、販促映像制作サービスを展開する同社。業績も好調で、ずっと右肩上がりです。
実演販売という形態から、コロナ禍の影響が少し心配されましたが、こちらも上記2社と同様に最高のスタートダッシュを切りました。
公募価格:2,000円
初値:4,530円
またまた公募価格の2倍以上。
こちらも初日寄り付かず、2日目に初値がつきました。
当面注目されるIPO銘柄
今回の結果から、当面IPO銘柄に注目と資金が集まることが予想されます。
日本は、海外に比べてスタートアップがユニコーンとなるケースが少ないので、この勢いでGAFAのような企業が出てきてほしいものですね。
直近の注目IPOは以下となります。
6/26(金)コマースONEホールディングス
6/29(月)エブレン
6/30(火)グッドパッチ
7/7(火)Branding Engineer
7/10(金)Speee
7/15(水)アイキューブドシステムズ
個人的には、アイキューブドシステムズに注目しています。