iPhone11 PROか、2020年以降の5Gを待つかという選択
今回の経営のトピックではなくApple製品の話題です。
今年のiPhoneは、進化というより順当な機能強化?ただ5G未対応ながらWifi6対応は実現してくれた
iPhone11、iPhone11 PRO、iPhone11 PRO MAXが9月11日早朝に発表され、今年は搭載されないだろうな・・・と多くの人が推測していた5Gの搭載は見送り、USB-Cは見送りでLightning端子も見送り、Apple Pencilの導入についても見送り、ディスプレイへの指紋認証内蔵も見送りなど、多くの人にとっては、進化というより基本性能やカメラ性能などの変化に割り振ったように感じられたと思います。
ただ、無線通信の面では、Wifi6(IEEE 802.11ax)についに対応、Wifi6対応の親機があれば、Wifi圏内では劇的な通信速度の改良が見込める可能性があるのはプラスポイントです。
理論上ではWifi5より約2.5倍増えたデータ通信量(9.6Gbps)やつながりやすさ、接続の速さなど、Wifi6に対応したルーター(ASUS、TP-Link、今後バッファローからも対応親機が発売予定)があれば、iPhone11、iPhone11PRO(MAX)という選択肢は大いにありでしょう。
Apple自身もカメラ性能、CPU、GPU性能などの強化、耐久性の強化などをアピール
チップセットには、A13 Bionicを導入し、スマホとして最速の計算・グラフィック処理速度であることをアピール、カメラでは動画の4K60P撮影機能の強化、夜間でも明るく撮れる機能の強化、PROでは4倍ズームや超広角機能など、確かに基本性能は底上げされており、iPhoneのラインナップ全体として、堅実な進化はしているように感じます。
AppleのIPhone紹介ページをみても、チップセットの強化、トリプルカメラの実現、ディスプレイの強化、バッテリーライフの強化、高速充電機能、ガラスの強度強化、耐水機能の強化など、それぞれの機能をよりブラッシュアップした、という印象です。
また、U1チップという空間認識テクノロジーチップの導入も書かれており、噂になっているがまだ発売になっていない忘れ物認識タグなどにも応用されるのではないかと推測しています。
毎年9月の#AppleEventのワクワク感の減少
以前からのApple製品ユーザーであれば、9月の新製品発表のイベントを午前2時からリアルタイムで見るという人も、多くおられるのではないかと思います。
ただ、ここ数年の発表会については、楽しみというより「Appleのプロダクトの進化を確認する場」となっているような感があります。
Macbook AirやiPhone、iPad、Apple Watch登場時に感じた、「面白いプロダクトが出たな、」という感覚は、ここ数年、薄れているように感じます。
今後、5G対応のiPhoneや新しいプロダクトなどで、もう一度ワクワク感を体感できるような場となってくれればと思います。