ドクターより学んだ、優しい人・断れない人のための勧誘電話の断り方(個人携帯・及び会社への電話)

経営者・富裕層・企業幹部・自営業の方ならあまりにも受けがちな、勧誘電話の断り方です。

 

普段親交のある医師の先生からアドバイスをいただきました。

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勧誘電話は秒速で機械的に無言で切ろう!切るのに理由は必要ない!感情も挟まない!

結論から書くと、

 

  • 何らかの勧誘電話とわかった時点で、「無言で」携帯の切るボタンなり受話器を置き電話を切り、着信拒否登録をする。

この対応が一番です。

勧誘電話では、

  • 聞く耳を持たない
  • 相手にしない
  • 相手を時間(と時にお金の)を持って逃げる存在で敵と割り切る
  • 「お客様にお得になる提案です」は高確率で、「客ではなく事業者が得し、客が損する可能性も高い提案」

 

なじみのドクターも、「様々なところから変なものの勧誘電話あんねん」といわれます。当方が、「どうして対応しているんですか?」と聞くと、勧誘電話とわかった途端に、無言で「切」のボタンを押すそうです。(携帯の場合は着信拒否登録も)

 

先生のアドバイスによると、「勧誘でこいつなんか売ろうとしよるな、とわかったらすぐ電話切るねん。バカ正直に話を聞くほど引き込まれていくばかりや。あんたお人好しやから毅然とせなあかんで。」という旨の話。

相手はテレアポか騙しのプロです。

話せば話すほど相手のペースに巻き込まれます。

 

つまり、相手とコミュニケーションを取らない、押し売りにまで礼儀正しくしないことが大事です。

 

電話の先にいるのは、あなたの貴重な期間と集中を奪う存在であり、さらにろくでもないものを売りつけてくる可能性が高い、「害虫」。丁寧に対応する必要はありません。

 

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携帯電話で、登録のない番号からは名乗らない、自分の名前を言わない

経営者や個人事業主、会社役員など付き合いが広くなると、かかってくる電話も増えてくるでしょう。

そうなると、覚えのない番号からの着信も増える可能性があります。

 

その場合でも、登録していない電話の場合は、最初は名前を名乗らないのが無難です。

先方が自分の名前を知っていれば、名前を言ってくるので。

 

ともかく勧誘業者には、情報を与えず、即電話を切る。

また、再度かけてきて、「せっかく電話をしたのになんという無礼な対応をするんだ!」と逆ギレする業者もいますので、その場合は、スピーカーホンにして、ICレコーダーや携帯の録音機能で会話を録音しましょう。

 

そして、相手にしゃべるだけしゃべらせ、返事をしない、できるだけ早めに切る。

余裕があればですが、威圧的な勧誘のデータは、警察・消費者庁などにも提供したり、よほど威圧的な勧誘であれば、マスメディア・新聞などに提供するのもありでしょう。

 

また、複数の電話番号を用いて、威圧的な勧誘をしてくる業者もいます。

その場合は、

  • かかってきた電話番号や、余裕があれば商品・社名・担当者名などを紙に記入
  • 警察の相談窓口の#9110へ、「この番号から威圧的な勧誘があった」旨を連絡し、記録に残してもらう。業者名・商品名・担当者名などを名乗っていれば、それも伝える
  • 消費者ホットライン#188へ、同様に「この番号から勧誘があった」旨伝える

 

勧誘が高圧的、威圧的であった場合は、そのことを強調して伝えるのが大事です。

 

また、警察に相談記録を残すことで、地域への注意喚起や、今後万一の事態が発生したときの、自分を守る証拠の一つにもなります

 

特に、消費者ホットラインについては、連絡件数が増えれば増えるほど、消費者庁も注視するようになり、行政処分などの重い処分を下してくれる可能性が高まります。

過去の行政処分例

 

いずれにしても、勧誘の電話をする相手方に対して、まともに相手しようとすればするほど、向こうのペースに引き込まれていきます。

 

ともかく、「無言で切る」を徹底しましょう。

 

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法人の場合はどうする?

法人の場合は、電話を受ける人が様々ですが、ある程度の迷惑電話をシャットダウンする基準を作っておいた方が望ましいでしょう。

会社の代表者や重役、役職員に取り次ぐ場合は、

「恐縮ですが、どのようなご用件かをうかがえますでしょうか」と、最初はあくまで「何のために電話をしたかを確認」し、

  • コスト削減のご提案
  • 社長様に特別な提案
  • 個人情報の関係もあり本人に直接でないとお話しできない
  • 「なぜ理由を言わないといけないんだ!」と逆ギレする
  • その他、具体性のない話

に関しては、「全社的に取り次がない」ことをさだめ、「申し訳ございませんが、お客様がいらしており、恐縮ですが切らせていただきます」など、相手に隙を与えず切るのが無難かと思います。

 

また、「現在所用で直接ご対応できない状態で、社名・お名前・連絡先・具体的なご用件をいただきましたら折り返させていただきます。なお、セールス等各種ご提案に関する場合は、弊社規定で、返信しないこととなっておりますので、連絡がない場合もございますのでご了承ください」として、実際に社内規定を整備するという案も。

 

ともかく、相手につけいる隙・理由を与えない、社員がマネジメント層のファイアウォールになる仕組みを作っておくことが大切かと思います。

 

また、勧誘に関して、「急いでいるから○○さんにつなげ!」その他、先方から暴言や威嚇があれば、「そちらさまのおっしゃっていることは、非常に強く聞こえまして、ご対応致しかねます」とあくまで冷静に話す、あるいは声が低めの男性や、電話慣れしてもらう人に代わってもらって、「対応相手を変える」という手もありでしょう。

 

しつこいリダイヤルがあれば、「威力業務妨害」として、関係機関と対応して対処しますなど連絡し、あわせて警察の相談ダイヤルにも情報提供をしておくと、より望ましいと言えます。

 

改めて、電話勧誘で先方から来るものに、ろくなものはほとんどありません。

 

会社組織においても、不当な営業・電話勧誘は、毅然と断ることが大切かと思います。