Withコロナで完全に来店型からネットへの移行が進んできていますね。
僕の経営する企業でもECサイト構築とWebマーケティングのサポートを行っていますが、コロナ禍以降、ネットショップの売り上げが目に見えて増加しています。
大きく伸びているところでは、対前年比で注文数も注文金額も2倍以上増えています。
もちろん、お客さんの商品・サービス設定や価格設定による努力もありますし、僕らが運営しているリスティング広告などのサポートの寄与もあります。
リーマンショック、東日本大震災などを経て、ある意味カオスというかチャンス到来という時期にさしかかってきています。
一方で、生産者さんなどが自らEC(ネットショップ)サイトを立ち上げて運用することで、仲介業者さんがどんどん苦境に陥る可能性はあります。
ただ、サービスの源泉である生産者さんが買いたたかれて中間マージンを取られていた実情を考えると、DtoCの領域が伸びていくことで健全な社会になっていくのではないかと思っています。
売上UPまで見据えた制作会社を選ぶ
まず、独自の強みを持った生産者さんは、自前のECサイト(ネットショップ)を立ち上げた方がよいと思っています。楽天やAmazonで売るとどうしてもかなりの手数料をとられてしまいますので。
これらのことを把握しており、かつECサイト(ネットショップ)を立ち上げて、どのぐらい売り上げが伸びたかを把握している制作会社を選定した方がよいです。立ち上げてからがスタートであり、その成果がどのようになったのかを把握していない場合、サイトのデザインだけにこだわって作られており、アクセスすら得られないサイトができあがる可能性があります。
そういう意味では、1)制作したサイトの効果を定量的に把握している。2)できれば、プロモーション施策も一緒に行ってくれる。という2つの条件を満たした制作会社さんを選定しましょう。
助成金を使う
ECサイト(ネットショップ)を含めホームページ立ち上げに利用できる助成金があります。
年度毎に公募されていますので、これらの助成金の活用に詳しい制作会社を選びましょう。
だいたい制作費の1/2を助成金で賄うことができます。
小規模事業者持続化補助金
2020年7月時点では、以下が対象となります。
第3回受付締切: 2020年10月 2日(金)[郵送:締切日当日消印有効]
第4回受付締切: 2021年 2月 5日(金)[郵送:締切日当日消印有効]
公募開始後、通年で受付を行い、約4か月ごとに受付を締め切って、受付回ごと
に審査・採択が行われています。
補助上限額:50万円(一般型)
例年の一般型に加え、業種ごとのガイドラインに基づいた感染拡大防止の取組(事業再開枠)を行う
場合は、定額補助・上限50万円を上乗せとなる模様。
IT補助金
ITツール等の導入による費用の1/2(最大450万円)が補助されます。
経理作業負担を低減したり、営業支援や販促支援に掛かるツールの導入に用います。
支援事業者がいますので、これらの事業者のサポートを受けながら進めていくのがよいでしょう。
ECサイトを立ち上げてからが勝負
上記のような助成金を適用して初期費用を(結果的に)抑えて公開までこぎつけたとしても、
サイトへの閲覧がないとどうにもなりません。
商品やサービスに独自の強みを持つことがいずれにせよ大前提になりますので、そこを重視するのが一番です。そのうえで、以下のようにニッチな領域を攻めてECで勝負するのも一つです。
例:腕時計の電池交換や修理・掃除を提供するサービス「でんちこ」
自宅に居ながら腕時計の電池交換を実現するサービスです。サイト上で種類を選んで、発送→電池交換または修理が行われ、送られてくるという流れです。
このように既存のサービスをネットで完結させる仕組みに置き換えたものなどは、Withコロナ・Afterコロナにマッチするサービスですね。
また、その土地でしか獲れない物や多く獲れるものを生産者さんが直接消費者に販売していくという観点でECをスタートしてみるのもタイミングとしては非常によいです。
これらの観点で、ECへシフトしてみてはいかがでしょうか?