効率的に見込み客を増やせるかも。テレアポリストを構築できるwebサービス FUMA

企業を条件で抽出し、テレアポなどのリストを構築できるwebサービス FUMA

 

FUMAという、非常にユニークなサービスが2019年8月6日にローンチしました。また、スマホアプリ限定ですが、非上場企業のデータ(帝国データバンクのデータを活用)も一部無料、その他については1社600円で閲覧できる、NOKIZALというというサービスも2017年3月よりローンチされています。

 

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FUMA・NOKIZALは誰をターゲットにしている?

結論から言うと、両サイト、アプリとも、外勤の営業パーソン、インサイドセールスで商談先の情報をわかりやすくつかんで商談に備えたい人、営業ターゲット先を選定したい人、純粋に企業情報に興味がある人や就活生をターゲットにしていることなどが伺えます。

 

FUMAで全面に打ち出しているのが、「全国の有力企業160万社以上のデータを、無料・無制限・登録不要で利用できる」という触れ込みです。

 

FUMAでわかるのは、有力企業160万社の

  • 代表者
  • 代表電話
  • 企業URL
  • 資本金
  • 決算月
  • 設立年月日
  • 従業員数
  • 平均年収(記載されていないケースも多い)
  • 平均年齢(記載されていないケースも多い
  • 売上高
  • 純利益
  • FUMAランキングという、県・業種・業態などのくくりでTOP10やTOP50、TOP100などを示してくれる機能

などです。

 

これはwebサイトや会社四季報で調べられるものも多いのですが、興味のある業種や会社を、登録のプロセスを省き、無料で簡単に検索できるという点で、人によっては非常に便利なサービスと言えるでしょう。

また、非上場企業の詳細を知りたい場合は、NOKIZALアプリへ遷移し、必要に応じて帝国データバンクの詳細情報を1社600円で購入することにより、業種・県ごとの売上順位や売上推移、税引後利益、利益率、自己資本のデータを確認できます。

 

NOKIZALアプリは、その会社に関する地図や公式HP,キーワード検索結果(企業と関係ない情報が入っていることはご愛嬌です)のニュースや職場情報、就活会議、転職会議、Indeedなどへのリンク、周辺施設など、実際に企業先に赴く人のためのデータを詰め込んだアプリ、という印象があります。

 

なお、企業分析・業界研究・業界レポートなどを一歩踏み込んで行う場合は、有料で価格も法人向けのSPEEDAのような様々な優れたサービスがありますが、個人で使うのはコスト面で厳しいと思われます。

 

また、Itmediaによると、

「首都圏で売上10億円以上ある運送会社」「関西で数十人規模のソフトウェア開発業者」「3月に決算を迎える10年以内にできた会社」といった企業リストの作成に利用できる。

としています。

 

また、想定利用シーンとして、

営業先や提携先を探しているビジネスマンが、社内のPCからFUMAで検索した企業にアプローチし、訪問前に外出先でNOKIZALアプリを使って企業の最新動向や地図情報を確認する――といった利用場面を想定

しているようで、NOKIZAL単体では難しかった、ターゲットの絞り込みをPCから扱えるwebサービスにすることにより、FUMAとNOKIZALをいい形でリンクさせようという試みがあるようです。

 

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FUMA・NOKIZALのキャッシュポイントは?

このように、アプローチ企業を検討したり、企業情報を仕入れておきたい営業パーソン、インサイドセールス担当者や、就活生にとっては非常に便利なサービスなのですが、NOKIZALは、非掲載企業のデータを帝国データバンクと連携して提供するのが一つのキャッシュポイントとなっています。

 

これを見る中で考えたのが、FUMA自体はどこをキャッシュポイントにしているのだろうか?という疑問です。

 

企業情報の登録もできるようになっていますが、登録自体は無料で、サイトを探す限りでは、公告やアフィリエイトリンク、有料サービスなど、キャッシュポイントになると想定される部分が、ざっと見た限りでは見つかりません。

 

今後、FUMA自体で利益を挙げられるよう、なんらかのキャッシュポイントを設けていくかと思いますが、使いやすさ、敷居の低さという点では、営業パーソン・学生に非常に使い勝手のよいサービスではないかと感じますので、使いやすさを維持した形で発展すると面白いと感じます。

 

 

 

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