大道芸人がおひねりをPaypayのQRコード決済で受け取る時代

QR決済のメリットは、「QRコードさえ表示できれば代金の受取ができる」というメリットがある

 

この数年で大きく変化したことの一つといえば、キャッシュレス決済の多様化ではないでしょうか。(特にQR決済)

 

ただ、利便性だけでいえば、タッチするだけで決済できる、Felica決済(Suica、iD、Quicpay)の方がスピード感、利便性ともに勝ります。

 

しかし、QR決済の強みは、専用の機械がなくてもコードさえあれば、(極端な話、印刷されたコードであっても)、代金の受取に使えるという意味で、導入側に機材導入などの負担がないことです。(ただし、複合決済サービスに対応した端末導入の場合は、負担があります)

 

特に露店、屋外イベント、この後に挙げる路上パフォーマンスなど、外で行うビジネスなどに対しては、QR決済の強みが強く生きます。

 

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大道芸人がおひねりをPaypayのQR決済コードで受け取る時代

 

「たまむすび」というラジオ番組を、業務終了後にタイムフリーで聞いていました。

 

その中でパーソナリティの赤江珠緒さんが、「公園で60代の大道芸人さんがいて、パフォーマンスにすごく感銘を受けた(番組では、より深く、なぜ感銘を受けたかを話しています。無料登録が必要ですが、ラジオクラウドでも聞けます)」と話した上で、おひねりを現金だけでなくPaypayのQRコードを出して、

 

「現金の手持ちがない方は、このQRコードでも受け付けますよー」

 

と、現金以外のおひねりの受取り方を用意していたというエピソードを話していました。

 

確かにキャッシュレス決済が進んだ現在、現金、特に小銭を持ち歩くことが減った人も少なくないと思います。

 

また、QR決済に関しては、Paypay、Line Pay、メルペイ、Origami Payなど多様な決済手段が出ており、各社がキャンペーンを積極的に行っているため、Felicaも利用するけれども、QR決済についても、キャンペーンで還元などを受けるために利用するという人も増えているでしょう。

 

また、Paypayは今のところ非対応ですが、2019年8月1日現在では、au PAY、銀行のペイメントシステム、メルペイ、LINE Pay、楽天ペイ、りそなウォレットの間で、違う会社間であってもQR決済であれば対応できるという「JPQR」という統一システムもできています。

「2019年8月1日(木) 午前3:00」より JPQR(利用者提示型・バーコード)に移行する コード決済サービスが確定いたしました。 | 一般社団法人キャッシュレス推進協議会
背景 一般社団法人キャッシュレス推進協議会では、2019年3月29日に「コード決済に関する統一技術仕様ガイドライン」を公表させていただきました。また、2019年4月26日に、JPQR(利用者提示型・バーコード)について、切替目標を「2019

 

このように、QR決済は自社端末での通信の必要がなく、相手に表示、もしくは印刷したQRコードを読み込んでもらい、送金の手続きをしてもらえば、代金を受け取ることができるという点で、Felicaとは違った利点があります。

(ただ、サーバーの混雑などで決済ができないというトラブルも発生することがあり、この点は決済に耐えるシステムの構築が強く求められるでしょう)

 

課題はあれど、2019年10月に入り、キャッシュレス還元の施策も多く出現し、キャッシュレス決済全般はさらに普及していくでしょう。

 

一部のQR決済であれば、導入費用がかからないものもありますので、採り入れられる決済方法は採り入れるのが望ましいかと思います。(入金までのタイムラグは課題ですが)店舗ビジネスなどであれば、お客さんに「QR決済などのキャッシュレス決済はどのようなものを使っていますか?」と聞いてみるのもよいかもしれません。

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