もともと各都道府県の社会福祉協議会では、所得制限を設けた上で、生活費等の必要な資金の貸付け等を行う生活福祉資金貸付制度を実施しています。
ただ、今回は緊急事態ということで、条件を緩和、保証人を不要、金利0として、PDFの通り、施策が出され、3月25日に受付がスタートしました。
「厚生労働省総合支援資金」というタイトルなので、もらえるものと誤解をしそうになりますが、あくまで「貸し付け」です。
その点ご注意下さい。この下に挙げている、生活支援臨時給付金のように、「もらえる」ではなく、あくまで「無利子で借りる」ものです。
(「総合支援資金貸付」などの名称の方が誤解がなくていいと思いますが・・・)
また、世帯ごとの現金給付支援も案が出てきました。
うちは1世帯30万現金給付の支給対象?新型コロナウイルス支援策の生活支援臨時給付金の基準(4月10日)は
- 新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、貸付の対象世帯を低所得世帯以外に拡大
- 休業や失業等により生活資金に悩む方向け緊急小口資金等の特例貸付を実施
という形で、下記のプランを用意しています。
休業者向け(緊急小口資金)
対象:新型コロナウイルスの影響を受け、休業等により収入の減少があり、緊急かつ一時的な生計維持のための貸付を必要とする世帯
上限:・10万円以内(学校等の休業等の特例20万円以内)
利子・保証人:利子なし、保証人不要
失業者等向け(総合支援資金)
対象:新型コロナウイルスの影響を受け、収入の減少や失業等により生活に困窮し、日常生活の維持が困難
貸付上限:・(2人以上)月20万円以内
・(単身) 月15万円以内(それぞれ原則3ヶ月以内)
利子・保証人:利子なし、保証人不要
申し込みはそれぞれ市区町村の社会福祉協議会へ。
また、原則、自立相談支援事業等による支援を受け付け、継続的な支援を受けることが要件となるため、社協からいろいろ指導を受ける可能性があることは踏まえた方がよいでしょう。