世代でくくるのは適切ではないかもしれませんが、現在企業の中核を担う、トップ・ミドルと、若手世代による働き方の意識は、様々な理由により異なりが出てくるかもしれません。
主要因として、
- 行動経済成長~バブル時代の感覚を、年齢に関わらずリアルタイムで体感したか・見ていたか
- 仕事の仕方が時間・労働力の長時間投入と減私奉公から、いかに限られた時間の中から成果を出すか
- 仕事に対する価値観のシフト(仕事が人生から、人生と仕事の調和)
- キャリアの複線化による、価値観の多様化
という点が大きいかと思います。
高度成長時代・バブル期と、氷河期・リーマンショック・アベノミクス期
過去の高度経済成長時代・バブル期は、
作れば売れる
今あるものを改良すれば売れる
時間を大量に透過し、フルに働くことが生産性を上げる有効な手段だった
24時間戦えますかのCMのように、忙しく徹底的に働くことが当たり前の時代だった
など、時間とエネルギーをかけ、大量生産・大量消費・製品の徹底的な改良(PCであれば世界最軽量など、新規のプロダクトではなく、今あるものを改良していく)ということが主流でした。
しかし、御存知の通り、現在は既存の産業をまるごとひっくり返すようなビジネスが増えています。
2007年に登場したiPhone(スマートフォン)は、「音楽プレイヤー」「カメラ」「ICレコーダー」「電話」「コミュニケーションツール」「Netflix・Amazon PrimeなどレンタルDVDの置き換え(「電子辞書」「決済サービス」「ラジオ」「テレビ」「書籍流通(電子書籍の購入)」「雑誌の読み放題サービス」「携帯ゲーム機」など、あらゆる機器・メディアをまるごと1台で置き換えることが、簡単にできる存在になりました。
極めて多くのサービスが、スマホファーストにシフトしたわけです。
次の記事では、生産現場・ものづくりの分野にも言及します。