今回も、迷惑メール・迷惑SMSに関する注意喚起です。
宅急便を装うSMS
スマートフォンのSMSなどにくるメールです。
特に現在、らくらくスマートフォンなどお年寄り向けのスマホも増えていること、宅配の再配達はよくあることなので、人によってはうっかりクリックしてしまうことがあるかと思います。
お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在のため持ち帰りました。下記よりご確認ください。
（運送会社とは無関係なドメイン。）
まず、ドメイン自体がどの運送会社とも関係ないですし（調べると、海外のドメイン取得サービスで取得されていました）、また、今は多くの会社が取り入れている、SSL（通信を暗号化するSSLを導入している場合、URLが「https」と「s」がつく）が導入されていないhttpの時点で、まず疑った方がいいでしょう。
すぐにお読みください！（日付・日時)-ビットコインを脅し取る脅迫メール
文面は、かなり脅しに満ちた内容ですので、日本が不自然とはいえ、受け取った人は驚くと思います。
（なお、2018年頃から同様の事例が出ているようです）
内容は、「あなたのアカウントをハッキングしたので、ビットコインを送れ」というものです。
差出人アドレスを見ると、自分のアドレスになっているので驚くかもしれません。
差出人アドレスの偽装は簡単にできるので、送信者が自分のアドレスになっていても、動揺しない
差出人を偽装（相手のアドレスをそのまま送信者にする）ことは簡単にできてしまいます。
このことを踏まえ、下記の文章をみると、専門用語をそれっぽく並べ、最後はビットコインでの送金を要求する脅迫メールです。
業務の関係でメールアドレスをホームページに公開している場合、不正なbotなどがメールを収集したり、発送者がダークウェブなどでメールアドレスを集め、「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」方式で様々なところに送りつけている可能性が高いです。
もちろん、対応する必要はありません。
なお、メールは複数回送られており、送信者の指定したビットコインアドレスのトランザクションを見る限り、振り込んでしまった人はおられないようですが、無視するようお気をつけください。
なお、文面はこのようなものです。
こんにちは！
あなたは私を知らないかもしれませんし、なぜあなたはこの電子メールを受け取っているのだろうと思っていますか？
この瞬間、私はあなたのアカウント（アドレス）をハッキングし、そこからメールを送りました。 私はあなたのデバイスに完全にアクセスできます！今私はあなたのアカウントにアクセスできます！
（中略）
あなたがビデオクリップを見ている間、インターネットブラウザはRDP（Remote Desktop）として動作するようになりました。
それは私にあなたのスクリーンとウェブカメラへのアクセスを提供するキーロガーを持っています。
その直後に、私のソフトウェアプログラムはあなたのメッセンジャー、ソーシャルネットワーク、そして電子メールから連絡先全体を集めました。私は何をしましたか？
私は二重スクリーンビデオを作った。 最初の部分はあなたが見ていたビデオを表示しています（あなたは良いと奇妙な味を持っている）、2番目の部分はあなたのウェブカメラの記録を示しています。
まさにあなたは何をすべきですか？まあ、私は$7XX（日本円で8万円程度）が私たちの小さな秘密の公正な価格だと信じています。 あなたはBitcoinによる支払いを行います（これはわからない場合は、Googleの「ビットコインの購入方法」を検索してください）。
私のBTC住所： XXX
（それはcAsEに敏感なので、コピーして貼り付けてください）注意：
お支払いを行うには2日以内です。
（この電子メールメッセージには特定のピクセルがあり、この瞬間にこの電子メールメッセージを読んだことがわかります）。私がBitCoinを手に入れなければ、私は間違いなく、家族や同僚などあなたのすべての連絡先にビデオ録画を送ります。
しかし、私が支払いを受けると、すぐにビデオを破壊します。
これは非交渉可能なオファーですので、このメールメッセージに返信して私の個人的な時間を無駄にしないでください。
次回は注意してください！より良いウイルス対策ソフトウェアを使用してください！
さようなら！
このようなメールで完全に脅迫ですが、相手は海外ですので、公的機関で対応するのは難しいでしょうし、一度振り込むとカモと思われより高額の請求をされる場合があります。
「放置」の一言です。
