山口県のニアショア開発の傾向
山口県は山陽新幹線の存在、比較的温暖な気候、災害の少なさに加え、西日本の中でもIT産業の集積が進んでいる福岡の隣に位置することもあり、ITシステム開発・Web制作会社は山口、下関、宇部など各地に多く存在し、それぞれが強みのある事業ドメインを持ち運営されています。
介護関係のシステム開発分野で強みを持つ会社、多言語サイト、動画マニュアル、海外向けECサイトなどの制作を行う会社、スマホアプリの制作を行う会社、POSシステムとの連動に強い会社、飲食店向けシステムを作る会社、企業検診などの診療向けシステムを作る会社など多種多様です。
一方、ニアショア開発を表立って行う会社は、そこまで目立ちにくい傾向があります。
ニアショア開発の分野では、基幹系業務の受託、請負などを行う事業者も存在しますが、県全体として、自社プロダクトの開発や各種開発の直接受託に力を入れている会社が多い印象です。
ニアショア開発以外では、本州と九州の間に位置する土地特性や、災害の少なさ、十分な労働人口を有することなどから、BPO、コールセンター業務を扱う企業が複数あります。
次は広島県です。
広島県のニアショア開発傾向
広島県のニアショア開発傾向 広島県も、東名阪との新幹線によるアクセス性や、広島市・福山市などの複数の主要都市の存在などから、ニアショア拠点の一つとして活用されています。 また、東京を本社とする企業のニアショア開発拠点...
ニアショア中国地方版はこちらです。
ニアショア開発会社群雄割拠 中国地方編
ニアショア開発及び、アウトソーシング全般、特にコールセンターや事務処理センターなどBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の穴場となっているのが、中国地方です。島根・鳥取・岡山など多くの地域がニアショアの拠点となっています。
ニアショア全国版はこちらです。
ニアショア開発会社 群雄割拠 全国版
近年海外の開発費の高騰、2020年の新型肺炎の影響もあり、国内の地方に業務を依頼するニアショアが改めて注目されています。当記事では、全国のうち特にニアショアに力を入れている都道府県の取り組み・事業者を紹介しています。