前回のキャッシュエンジン経営の話を受けて、受託業務、加えて企業との継続取引がいかに得るものが大きいかについても触れます。
受託業務で得られるのは、安定した売上と、企業から業務を受託し、完結させた実績と経験
どうしても、起業・スタートアップにとっては、「なにか新しいことをしなくては」という気持ちも出てくるでしょう。
しかし、新しいことをいろいろと考える間に、手元の資金が尽きてしまっては、全ては水の泡になってしまいます。
それよりはまず、「入り」の部分を安定させる、つまり受託業務を強化し、足元が安定してから新しいことを考えたほうが、様々な意味で余裕を持って考えていくことができます。
あわせて、企業から業務を受託するなり、ITのシステム開発系業務を行う企業であれば、ラボ開発などに関与することで、相手先企業の良いところを学ぶこともできます。
また、クライアントのOKがあれば、取引先企業として記載させてもらうことで、自身の企業も信頼を得ることができます。
安定した収益もですが、「有名・地場有力企業から業務を受託しているという実績がある会社である」という事実は、その後の業務を大きく引き寄せる営業材料ともなり、また、自社の経験値アップのきっかけにもなります。
一見目立たなく、ときに、賛否両論の文脈で語られることもある受託業務ですが、受託業務を実際に受けてみて得られるものも、多くあります。
IT事業、受託業務に限らず、自社業務の中で、安定した対ビジネスの業務を作れることは、とても重要といえましょう。
営業代行・制作代行・開発代行など、受託ビジネスの価値・重要性
サービス開発と受託ビジネス。起業時に採るべき手段はどっち?
先日の記事でも受託ビジネスと自社開発ビジネスの両立を考える、キャッシュエンジン経営について言及しましたが、先日twitterの書き込みに、こういう文章がありました。 ”ビジネスモデルに自信のない方は手始めに営業代行、コンサル、受託...