1年前、当サイトでテレワーク(リモートワーク)取り上げた時は、ここまでテレワークが一般化するとは思いませんでした。
しかし、一連の新型コロナウイルスで、様々な職場がテレワークを「採り入れざるを得なく」なりました。
実際、テレワークだと満員電車とも無縁になりますし、
ただ、実際テレワークを進めていく上で、
- 仕事とプライベートの切り分け
- ワークスペース作り
- 家族がいる場合(特に小さな子供がいる場合)は、急な家族の呼びかけへの対応や、集中の途切れ
- 通信環境(Wi-fiがない、遅いなど)
- 外に出ない事による、運動不足、体重増加や身だしなみに対し無頓着になる
- アイデアが出にくくなる、煮詰まる
- 職場のように、上司・同僚などとの気軽な立ち話や飲みなどができない
- 自身のアイデアを言語化する、「テキストベース・Web会議ベース」のコミュニケーションに苦心する
- ノートパソコンや机・椅子など作業環境の問題や、動かないことによる肩こり・腰痛
など、多くの人が様々な課題に直面していると思います。
テレワークにおける悩みを3つに集約すると、
- 今までの仕事のフローを抜本的に変えるストレス
- 孤独と、周囲とのコミュニケーションが限られることによるアイデア・インスピレーションの枯渇
- 作業環境・運動不足などによるフィジカルな部分
に集約されるのではないかと思います。
作業環境・運動不足については、合間のストレッチや、始業前・終業後の散歩や自宅トレーニング、外付けディスプレイ・フルキーボードの活用や、人間工学に配慮した配慮した椅子を新品・オークションなどで注文することにより、ある程度のレベルまでは改善できるかと思います。
ただ、1と2に関しては、結構実感として、
「なんかやりにくいな・・・」
「職場で一緒な場にいれば簡単に言えることでも、テレワークの場合、文章にも残るから、適切に考えて指摘しないといけないから、伝えるのをやめておこうとも思うな」
など、様々な意味で、いままでとは勝手が違う、ということを思われる方もいらっしゃるかと思います。
テレワークの流れはどこまで続くか?どこかで揺り戻しが起こるか?
テレワークの流れは、新型コロナウイルスが落ち着いた後も、多くの企業で、「テレワークの継続」「テレワークとオフィス勤務の双方の活用」という形で当面続くかと思われます。
一方で、「直接人と会う」「場に集まる」という事に対するニーズは、テレワークの期間が長くなれば長くなるほど、深まっていくことが考えられます。
やはり、テレワークというのは、負担が減る反面、孤独と味気なさというのがどうしても残ります。
そのため、オフィスやサテライトオフィスなど、密集・密接が発生しにくい場、あるいはシェアオフィスなどの活用というのもニーズが出てくるのではないか、と個人的には感じています。
ただ、現状としては、1と2に対する明確な対策はないにせよ、(ソーシャルディスタンスを保つ事を前提に)、密集のないところに出る、オンライン飲み会、ビジネスチャットの活用など、今までとの差を埋められるサービスを探し、いろいろと試していくという形になるのではないか、と思います。
また、「孤独」は誰でもあるものなのだ、自分でできる中で向き合い、減らせる試みをしていこう、という割り切りも大切かと思います。
なかなか結論の出しにくい課題ではありますが、「新しい世界」に適応できるよう、個人個人が試行錯誤をしていくことが必要でしょう。