テレワーク(リモートワーク)は、定期的なリフレッシュと、集中状態(ゾーン)にいかに入れるか、中断状態からすぐゾーンに戻れるかが勝負
テレワーク・デイズのスタート
本日(2019年7月22日)より、全国で「テレワーク・デイズ2019」が実施されます。
東京オリンピックを念頭におき、あわせて全国でテレワーク(リモートワーク)全体の普及を目指す試みで、国としても、テレワーク・リモートワークなど新しい働き方を推進していく姿勢がうかがえます。
テレワーク・デイズ実施以前からも、IT系の会社を初め、テレワーク(リモートワーク)を許可する会社が増えてきている傾向があります。
また、個人事業やスタートアップで、一人や、リモート先の相手と関わる形で、結果的に(テレワーク)リモートワークの形式となっている方もおられるのではないかと思います。
ただ、実際にテレワーク(リモートワーク)に取り組んでみた方であれば、「集中できない」「なかなか集中モードに入れない」という悩みに直面する方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときに、テレワーク(リモートワーク)で集中状態に入る4つのコツという形で、個人的体験も含め、まとめさせていただきました。
テレワーク(リモートワーク)で集中状態に入る4つのコツ
1 ノイズキャンセリングヘッドホンか耳栓を利用する
テレワーク(リモートワーク)の場合、どんな環境であっても、何らかの音は入ってきます。
職場のように、常に賑やかな状態だと、かえって慣れてしまうものです。ただ、テレワーク(リモートワーク)で自宅、コワーキングスペースなどで仕事をしていると、静かになったり、賑やかになったり、いろいろな音が入ったりと断続的に、静かさと雑音、賑やかさなど、違う音声の状態が訪れ、人によっては集中しづらいケースもあるかと思います。
このような時、ノイズキャンセリングヘッドホンなり耳栓は非常に有用です。
単純に外の音声をカットしてくれるだけではなく、ノイズキャンセリングヘッドホンなり、耳栓をつけることが、「さあ、これから仕事の集中モードに入るぞ」という一つのスイッチになります。
仕事に入る前の様式は人それぞれですが、ノイズキャンセリングヘッドホンなり、耳栓をしたあとの静寂は、それまでと全く異なるものになります。
時計のカチカチ音、PCのファンノイズ、人の話し声などが消え(ノイズキャンセリングヘッドホンの場合はホワイトノイズという、騒音を消すための「サー」という音はありますが、一気に静粛が訪れます。
もちろん、リモートワークであっても、環境上使えなかったり、電話対応があるなどの場合は利用できませんが、テレワーク(リモートワーク)の中でも集中を要する仕事(プログラミング・文書作成・執筆など)を行うときは、ノイズキャンセリングヘッドホンや耳栓は非常に有効な道具と言えましょう。
2 仕事の定位置を持つ
住環境、書斎の有無などいろいろな状況があるため、一概に誰もができるとは限りませんが、自宅兼事務所であれば「ここで仕事をする」、外であれば「この場所で仕事をする」など、仕事のスイッチが入る定位置を持つことも大事です。
大抵のテレワーク(リモートワーク)運用においては、仕事用のパソコンは仕事専用、という明確な区分けがあるかと思います。(情報管理・セキュリティの問題)
それだけではなく、場所や机、イスも、ここに来て座ったら仕事をするというように、「業務とプライベートの空間」を明確に分けることで、自身の中での仕事のスイッチを切り替えるきっかけとなります。
3 30分~1時間に1回程度、歩いたり外の空気を吸う習慣をつける
テレワーク(リモートワーク)で仕事がはかどってくると、休憩することがもったいなくなり、ずっと続けて仕事をしていたくなります。
会社の方針や、リモートカメラ、勤怠システムなどによる勤務状態の確認がある場合は別ですが、そのような制約がなければ、適度に集中したら小休止を数分なりとるようにして、軽く外に出たり室内を歩くなどして、体を動かす習慣をつけることはおすすめです。
4 家族の理解を得る
テレワーク(リモートワーク)という状況ですと、仕事時間内であっても、家族(特に子ども)が声をかけてきたり、「○○を手伝って」などと言われたり経験がある方もおられるかもしれません。
確かに、家族の側から見ると、「今そこにいるんだからちょっと手伝ってもらってもいいじゃない」みたいに思われがちです。
ただ、仕事中はあくまで仕事中ですので、仕事時間は声をかけないように約束してもらうか、それでも中断が入るようであれば、コワーキングスペースの活用など、「自分が物理的にそこにいないようにする」という手段をとることも検討せざるを得ません。
テレワーク(リモートワーク)で成果を出すポイントは、業務に集中できる環境作りと周囲の理解、そして自分自身の切り替え
いずれにしても、リモートワークの環境下において、業務への集中は大きな課題となります。
そして、会社にいくこととは違い、自宅など、普段の生活環境と地続きの場で仕事をすることになりますので、テレワーク(リモートワーク)で働く側は、より自分自身をしっかりと管理しないといけません。
また、周囲の理解を得ることも大切になります。
最初に書いたテレワーク・デイズを皮切りに、東京オリンピックに向けて、テレワーク(リモートワーク)を全社的に行う企業も出始め、今後テレワーク(リモートワーク)の普及、テレワーク(リモートワーク)で働く人は増えていくことが考えられます。
それゆえに、テレワーク(リモートワーク)でも集中して仕事に入れる工夫というのは非常に大切な技術となっていくでしょう。
ぜひ、読者の方に向く手法があれば、ご活用いただけますと幸いです。