テレワークにおける最初の入り口は、ビジネスチャットの活用から

各事業者で、オフィスに出社しないテレワーク(リモートワーク)の重要性がさけばれています。

 

大手・一般企業問わず、これまでとはコミュニケーションの手法が異なったり、テレワークをスムースに進める上で課題を抱えている事業者も多いかと思います。

 

テレワークをスムースに進める上では、「社員間のコミュニケーション」「それぞれが行っているタスクの進捗状況の可視化」などが重要になります。

 

テレワークに限らず、近年のビジネスサービスでは、様々なツールが存在するため、これから紹介するツールをご存じの方も多いかと思いますが、意外と、「こういうサービスがあったのか」というものも存在します。

 

大企業・上場企業の場合は、テレワークを実行する上でもいろいろな制約があるかもしれませんが、ある程度柔軟にツールやWebサービスを導入できる場合、ぜひ活用できるサービスは活用する、という姿勢でいくことをお勧めします。

 

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ビジネスチャットにはどのようなものがあるか

多くの企業が導入しているかと思いますが、ビジネスチャットツールは、テレワークを行う上で必須に近いツールといえます。

担当者自身もビジネスチャットを常用しており、多くのメリットを感じております。

特に、

  • 記録が残り、検索できる
  • 通常のメールと違い、コミュニケーションが簡略化され、スピードアップする
  • 外部へのメール誤発信の心配をせずに済む
  • 業務・プロジェクトごとにグループをつくることで、やりとりを1カ所に集約できる
  • ちょっと連絡したいことなど、緊急ではないことであれば、チャットで伝えることで、電話など相手の時間を中断せずに済む
  • パーソナルなSNSと違い、業務とプライベートの連絡を切り分けできる
  • タスク管理ツールとしても使える(チャットツール上でタスクを割り振ることができる)
  • チャット上でファイルを共有できる
  • ビデオ・電話会議機能を備えている
  • (ソフトにより異なるが)Googleカレンダー・Gmail、Outlookなど、他のソフトウェアとも連携できる
  • メールマナーを気にすることなく、仕事の本質的な部分に集中できる

など、通常のメールに比べ、メリットは大です。

一方、

  • しっかりと活用する場合は有料のケースが多い(チャット数・遡れるメッセージ数を増やすなど)
  • (chatwork以外は)海外発のサービスのため、慣れるのに少し手間がかかる可能性もある
  • ID・パスワードなどのセキュリティ管理
  • 企業によってはクラウドサービスの利用を禁止、もしくは国内のサーバーのみなどに限定している会社では、チャットサービスの提供内容によっては導入できないケースもある(特に官公庁等・極めて重要な機密データを扱う会社など)

など、導入する上での課題があったり、内部の事情で導入できないケースもあります。

ただ、通常のメールや社内メールでの連絡よりは、非常に効率がよく、外部の事業者・サービスとの連携もしやすいので、導入する価値は大いにあると思います。

 

Chatwork

Chatworkは、日本でメジャーな、老舗のビジネスチャットツールです。

導入社数249,000社(2020年3月現在、Chatwork社の公表)ということで、日本ではスタンダードなビジネスチャットツールの一つとなっています。

 

Chatworkは、「個人的な印象として、シンプルで使いやすい」というイメージがあります。

リアクション・顔文字も最小限となっており、幅広い世代に受け入れられやすいという印象です。

 

あくまで個人的な印象ですが、とっつきやすさという点では、チャットワークは一番わかりやすいかな、という印象があります。(ただ、後ほど述べるSlackのように、未読メッセージを一気に閲覧できる機能がないのは不便ですが)

 

Slack

Slackは海外企業、国内だとIT企業を中心に広がっている感覚があります。

日本での大体的なアピールも増え、様々なアプリとの連携、未読の記事を画面スクロールだけでチェックできるなど使い勝手の良さがあり、テレビ電話・画面の共有・ファイル共有なども直感的に行えます。

10,000件を超える過去の書き込みをさかのぼったり、グループ通話をするには、1ユーザー960円(年間払いだと割引あり)で、Chatworkのビジネスプラン・パーソナルプランの400~600円より少し高い印象があります。

 

Microsoft Teams

MicrosoftのOffice365を導入している法人・個人事業主・パーソナルユーザーなら、(半分勝手に)Microsoft Teamsが入っている印象があります。

Office 365ユーザーであれば無料でフル機能を利用、それ以外のユーザーでも、チャットの無制限検索、ビデオ通話などの基本的な機能は利用できますが、使い勝手やログインの安定性に関しては、好みが分かれるかもしれません。

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ジェネリックSlackといえるMattermost

Mattermostは意外と知名度が低いですが、オープンソース、(自前でサーバーを持つ必要あり)無料で利用できるのが特徴です。(ただ、英語メイン)

自前のサーバーがあれば、(導入の手間はかかるが)内部だけで運用できるのは便利といえます。

ただ、他の機能面やいざというときの対応を考えると、メジャーなサービスの方が無難かと思います。

 

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LINE Worksは、LINEネイティブの世代と親和性が高い

LINEのインターフェイスで、ビジネスチャットに特化したのが、LINE Works

一言で言うと、多くの人がLINEを利用しているので、使い方のレクチャーに関するコストが少ないこと。

特に20代・30代のデジタルネイティブ世代が多い場合や、物販・店舗ビジネスなどでの内部間での連絡にはちょうどよいかもしれません。

 

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チャットツールはデータの移行が難しく、他社とのコラボレーションもあるため、複数利用できるのがベター

本来は、チャットツールは一本化できるのがベターです。

内部の情報は、特にどれか一つのメジャーなツールに集約できるのが理想です。

ただ、外部事業者と関わる上では、メジャーなChatwork・Slack、MS Teams、3つとも対応できるようにしておくことが無難です。

 

特にChatworkは日本企業内で相当浸透しており、Slackは海外で、MS Teamsは、Office365ユーザーに自動的にインストールされ、Officeの他のソフトとも親和性が高いことから、当面は不便ですが、3つとも対応できるようにしておくのが無難かと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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