「港区女子」の終焉 #StayHome

今回のコロナ騒動は、日本人に様々な価値観の転換を迫っていると感じます。

例えば、少し前までもてはやされた、「港区女子」などは最たるものでしょう。

 

現在のご時世で、インスタに「今日は○○で飲んできました」みたいなキラキラ写真を貼り付けることができない、というより、もう店がほとんど営業していない!インスタのタイムラインを見ても、「自宅で○○作りました」「○○しました」という投稿が大半で、以前はつながりもないのにたまに流れてきた、「○○さんたちのパーティ行きました」系の投稿はまず見当たりません。

 

加えて、今の空気で三密(密閉・密集・密室)の空間にいましたなどということをのんきに書けば、他のSNS、掲示板などで批判されることは目に見えています。

 

新型コロナウイルス感染症の影響で、こういう「虚飾」が今は要されない物であり、それよりは

  • 感染症罹患を防ぐため外に出ない
  • 悪目立ちする行動を取らない
  • 主張を控えともかく空気を読む
  • お外でパーティして「楽しかった!」など声高に書かない

それぞれが「港区女子」の概念とは対極にある行動が要されるようになりました。

 

「ウェーイ」系の行動は、今は憎悪の対象となり得るのです。

 

固有名詞は出しませんが、一部のタレントが、自粛期間中に飲み歩くなどの行動を行い、大きなイメージダウンになったり、多くのレギュラーを持っていたタレントが全番組自粛を申し出、行動にも大きな批判が集まっています。

 

また、自力で稼ぐ力を持つ女性もいれば、いろいろおごってもらったり、etr・・・という、港区女子もいるでしょうが、少なくとも、ここ数年は、飾り立てる行動・アピールは控えられるでしょう。(SNSなどで羽振りの良さを見せつけると、男女問わずリアルに狙われる可能性も)

 

また、各種ブランドビジネスも衰退するでしょうし、国民全体として経済力が低下することは否めないので、ハイブランドよりプチプラの方が、いろいろな意味で都合が良くなってくるかと思います。

 

日本・いや、世界のタイムラインは、半年前と比べ、一変してしまっています。

 

少なくとも、今は「飾り立てること」が許容されにくい社会になっています。

みんなが生き残りに必死なときに、「みんなで会員制レストランでパーティしてました」みたいな書き込みをしたり、華やかな生活を見せつけようとしてしまうと、それだけで憎悪の対象となりかねません。

 

本当は、経済をまわすために、いろんな人がいろんな形でお金を使ってくれることが大切ではあります。

 

コロナが落ち着きを見せる今であるからこそ、虚栄ではなく、実のある消費を。

世間の気持ちも、そちらに傾いていると思います。