Clubhouseが様々なメディアに取り上げられ話題となっていて、Clubhouseに登録したい、という方も少なくないと思います。
ただ、登録の仕方がわからない、アプリからではなかなかユーザーサポートの窓口やメールアドレスがわからないなどという状況の人もいらっしゃるかと思います。
- Clubhouseに関する公式のヘルプ・よくある質問は、このページに集約されている(英語)
- Clubhouseの会話・電話帳の扱いなどプライバシーの問題に関し、日本経済新聞が言及
- Clubhouseで電話番号の削除をしたい、退会をしたいという場合も、サポートに直接問い合わせるしかない
- その後、5日経って再度招待メールをいただき、登録成功
- Clubhouseの招待状のアルゴリズムは謎
- Clubhouseは、フリマサイトで招待枠を売り買いしてはダメ!絶対
- スマホの電話帳とアカウントのリンクは慎重に!Clubhouseの電話番号リストには、電話帳登録者の友人が何人いるかが表示される
- Clubhouseの話を録音・メモ・またClubhouse外で話すのは禁止!アカウント削除の可能性も。他にも利用規約は要確認
- 多くの人にブロックされている人はプロフィールに「!」マークが付く
- Clubhouseはどのような個人情報を集めているの?
- Clubhouseに入ってみたが、何をしてみたらいいかわからない、そしてどんなルームがあるのかわからない
Clubhouseに関する公式のヘルプ・よくある質問は、このページに集約されている(英語)
Clubhouseに関する質問やサポートのページは、Clubhouse Knowledge Center(英語)に集約されています。英語に詳しくない人は、(パソコンの場合)Google Chromeで右クリックすると、「日本語に翻訳」という機能が出てくるので、翻訳機能を使えばおおよその意味はわかると思います。
また、WebサイトやYoutubeなどで、日本のClubhouseユーザーが、いろいろなトラブルの解決法をUPし始めているので、検索エンジンで探してみるというのもありでしょう。
また、いろいろ試したけどうまく行かない、という場合、英語のみですが問い合わせ窓口があります。
If this still doesn’t work, contact us at support@joinclubhouse.com and include 1) inviter’s username (@handle) 2) invitee’s name 3) invitee’s phone no. 4) screenshots of errors received
よくある質問を見て、それでもうまく行かなければ、support@joinclubhouse.comにメールしてね、とあります。
- 紹介者のユーザーネーム(@○○○○)
- 招待を受けた人の名前
- 招待を受けた人の電話番号
- 受け取ったエラーのスクリーンショット
をすべて英語で書いて送る必要があります。
メールがサポート窓口に正常に届くと、
We’ve received your Clubhouse support request
として、ちゃんとメールを受け取りましたよというメッセージが返ってきます。
メールには、返答に時間がかかる(急ぎで1~2日、通常それ以上)、旨書いてありますので、辛抱強く待ちましょう・・。(担当者は10日以上返事が来ておりませんが、おそらく相当数のサポート依頼が来ていることを考えると、仕方ないとしか言えません・・・。あと、当方の書いた文章のレベルの問題。)
ちなみに、書いた英文は、作者の英語レベル(おそらくスペルミスあり)がわかるものですので、あくまで一例として・・・・
Title I can’t submit Clubhouse(Invited)
Excuse me.
I can’t submit Clubhouse.
1) inviter’s username (@○○○○)
2) invitee’s name (自身の名前9(Already submit 既に登録した名前)
3) invitee’s phone +81 90 (090以降の電話番号)
This mail written from PC therefore capture nonetheless.
sincerely.
と、PCから打ったのでキャプチャ画面はないですよ、と書いてあります。
2021年2月13日追記
結局、こちらの文面に問題があったのか、忙しいのか、サポート窓口からの返信はありませんでしたが、無事登録できました。
なお、サーバーが重い場合は、VPNという他の地域のサーバーを通すアプリで繋げるという手段もありますので、必要に応じて有償のVPNの導入もご検討を。
Clubhouseの会話・電話帳の扱いなどプライバシーの問題に関し、日本経済新聞が言及
日本経済新聞の2月14日朝刊で、
「Clubhouseのアプリは、プライバシーに関し多くの問題がある」
と、ドイツハンブルグのデータ保護当局が懸念していることが明らかになりました。
他のサマリーを箇条書きで並べると、
- 利用者には会話の録音を禁止する一方、運営側のデータの扱いは曖昧(後述の利用規約やプライバシーポリシーでも、必要な時は録音すると書いてあるが、ハンブルグのデータ保護当局は、「運営会社がルーム内の化全ての会話を録音・保存している」と、プライバシーポリシーとの矛盾を指摘
- 公式の説明では、「信頼・安全上の問題の際に調査・問題通報がなければルーム終了時に消す」としているが、録音データをどういう発言があったときに残すのかの基準が曖昧、データ消去の確認方法も示されていない
- EUの一般データ保護規則(GDPR)は、個人情報の取得に明確な同意を求めているが、Clubhouseは、英語版の規約(後ほど書いています)をよく読まないと、録音されていることすら認識しづらい(ユーザーである担当者も、確かに利用開始時に明確な説明はなかったと記憶している。プライバシーポリシーには、曖昧な点もありながら、録音データの扱いが書いてあるということも確か。また、正直ユーザーが利用規約やプライバシーポリシーを熟読することは考えにくいので、登録時に録音の明示や電話帳の扱いに関する説明は必要ではないかと思う)
- 招待する人以外の情報を、電話帳を使って登録名・電話番号を集める方法は、データの使い方によっては、EUのGDPRに反する可能性と指摘し、弁護士も懸念のコメント
- Clubhouseが集めたデータが、本人の知らないうちに第三者にターゲッティング広告などで利用される可能性も指摘
- 他のネット大手では、一度提供した連絡先のデータを削除できる仕組みを備えているが、Clubhouseは電話帳データ消去などの扱いを明確に示していない
- アプリは開発後1年ほど経過。(記事には書いてないが、日本での急速な広まりは、Clubhouse側も想定外だったのでは)
- 日本経済新聞側からクラブハウスの運営会社にメールを送ったが、2月13日夕方まで回答はなし(Clubhouseを運営する会社の社員が10人近くで、後述の通り担当者も10日前のサポートメールの返信が来ていない状態ですので、おそらく処理が追いついていない状態かと・・)
- 会話が録音されていることを留意しつつ、取引先の連絡先など外に出したくないデータを入れたスマホでの利用は注意する
この点は、Clubhouseの運営が、米国だけでなくEUのGDPRにも通じた国際法務の専門家などと連携し、利用規約やプライバシーをより具体化、プライバシーに掛かるデータをどう扱うかを明確にすること、かつ登録時やアプリ更新時に、「多言語で」登録データの扱い全般について、「実際のところどう扱うのか」を説明できるようにすることが要されると感じます。
また、Clubhouseの運営側も、社会的影響が大きいメディアに急激に発展したことを踏まえ、早急に諸外国の問題にも対応できる体制作り、また、根本的にサポートに対応できる体制作りが急務と感じます。
Clubhouseで電話番号の削除をしたい、退会をしたいという場合も、サポートに直接問い合わせるしかない
こちらも最近一部で聞きますが、Clubhouseで電話番号の削除や乗り換えをしたい、退会したい等の場合、2月13日現在、アプリ上では対応していません。
Webメディアでもこの問題を取り上げており、「Clubhouse(クラブハウス)」は退会できない? 調べてみると、少しややこしかったという記事に詳細が書かれています。
手順を整理すると、
- メールアドレスを認証
- メールで削除申請。リンク先の文例にもある、”「I would like to delete my account.(アカウント削除を申請します)」などの文章を使うか、Google翻訳機能を使って英文メールを作成”、また、自身の電話番号やアカウント名なども記しておく必要
- アカウントが無効となり、その後削除される(よう)
という仕組みになっています。
また、Clubhouseは、最初の設定で電話帳とリンクをすると、電話帳のアドレスと繋がってしまいます。もちろん拒否することは可能です。
Clubhouse登録時で、既存の連絡先と繋がりたくない、繋がりたくない相手がいる場合は、電話帳の整理や、そもそも電話帳とリンクしない、もしくは専用の番号を取得して募集した方がよいかと思います。
その後、5日経って再度招待メールをいただき、登録成功
あれこれ登録できない状態だったところ、土曜日に再度SMSでメッセージが届きました。
そこには、最初のメールで届かなかったClubhouseからのメッセージが。
Hey ○○さんのご友人 - I have an invite to Clubhouse and want you to join.
I added you using (+8190Phone number),so make sure to use that number when you register.
Here is (以後短いが省略)
(クラブハウスに誘導するURL)
このメールがきた後に、クラブハウスに登録したら、無事認証されました。(一部省略しています)
最初登録できなかった時点では、Clubhouseのリンクメールはきたものの、文章の書かれた招待メールはとどいていなかったので、文章の書かれた招待メールが届くことが、おそらく先方で登録可能になる条件かと思います。
というわけで、クラブハウスに招待してもらったのに登録できない場合、
- 文章の書かれたメールが届いていなければ、再度招待ボタンを押してもらうようお願いする
- 送信相手を電話帳に登録していない場合は、送信相手を電話帳に登録しておく(電話帳未登録だと、「電話帳に登録されていないアドレスからのメッセージです」という表示がでて、場合によってはこれが登録できない原因である可能性も
という可能性があるので、再度送信してもらう、セキュリティ設定を見直すなどする必要があります。
同時に、このようなクラブハウスの招待メールの文面を利用したりして、今後クラブハウスとは関係ないところから不正なサイトに誘導される可能性もありますので、「クラブハウスのアプリはメッセージ側からダウンロードせず、直接App Storeでダウンロードする」「本当に知り合いかの招待を確認する」「自身が認識していない友人・知人からの招待は放置する」など、セキュリティにも注意する必要があります。
Clubhouseの招待状のアルゴリズムは謎
Clubhouseの招待状は、スピーカーとして参加したりすると増えると言われていますが、リスナーのみで参加する場合でも、時間が経つと増えることがあります。(担当者も、リスナー利用のみですが、日数が経つと3つ招待枠が増えました)
ただ、招待枠が増えても、招待した人が問題を起こしてしまうと、自身のアカウントにも影響が及ぶ可能性があるため、後述の招待状売買(さすがに今はもうないでしょうが)や、やたらと人を誘うのは避けた方がよいかと思います。
Clubhouseは、フリマサイトで招待枠を売り買いしてはダメ!絶対
Clubhouseがらみで今でも見るのが、フリマサイトでの招待枠の売買です。
しかし、これは以下の理由で絶対NGです。
- Clubhouseは誰から招待されたかがずっと残るため、全く面識のない知り合いから招待してもらうのはトラブルの元
- 招待者・自分が問題を起こすと、招待者・自分だけでなく、自分が招待した人も連鎖でアカウントを削除される可能性もある
- 禁止行為を堂々とする人に、電話番号などの個人情報を渡すことになるので、可能性としては高くないものの悪用される可能性も
- 入会したい場合は、Clubhouseを利用している信頼できる友人に頼んだり、SNSで絡みがあって信頼できそうな人に依頼する
また、ITジャーナリストの三上洋さんは、Twitterで、既に下記のような、「お金だけ支払わせ、相手に逃げられる」という被害があることを報告しています。
clubhouse招待詐欺がTwitterで発生。Twitterで「招待します」の呼びかけ、DMのやり取りでコンビニ入金させる。入金を確認するとアカウント削除して逃げてしまう。入金方法に大きな問題がありそうなので追跡中
— 三上洋 (@mikamiyoh) February 8, 2021
このように、詐欺被害の事例も出ているので、アカウントの売買に関わるのは厳禁です。
スマホの電話帳とアカウントのリンクは慎重に!Clubhouseの電話番号リストには、電話帳登録者の友人が何人いるかが表示される
招待を行う上では、電話帳とアカウントのリンクは必須となりますが、スマホの電話帳とアカウントをリンクさせると、「誰の友人が何人クラブハウスにいる」というのが表示されます。
この仕様は、人によって好みが分かれる(嫌な人が多そう)かと思いますが、割り切って利用する必要があります。
Clubhouseの話を録音・メモ・またClubhouse外で話すのは禁止!アカウント削除の可能性も。他にも利用規約は要確認
別の所でも触れたかもしれませんが、Clubhouse内の話をSNSや他のところで話すのは規約上NGとなっています。
運営側の線引きや調べ方などは不明確ですが、「やってはいけない」とされていることをやるのは控えるべきです。
また、Clubhouseでの規約に書かれている注意事項・禁止行為の中で、注意すべきものをピックアップします。
We reserve the right, at our sole discretion, to change or modify portions of these Terms of Service at any time. If we do this, we will post the changes on this page and will indicate at the top of this page the date these terms were last revised. Any such changes will become effective immediately, and your continued use of the Service after the date any such changes become effective constitutes your acceptance of the new Terms of Service.
このサービスを使う場合は、いつでも規約を変更するかもしれないから了承してね、規約を変更したらページの上部に掲載するね、改訂後に利用した場合は規約に同意したとみなすよ、とあります。
また、一般的に講演会などでやってはいけないこと(内容のない質問・質問や意見ではなく、自己紹介の部分が過剰すぎる)なども控えた方がよいでしょう。
他、2月上旬現在のNG事項・注意事項を整理すると、
- 本名は正確な内容を入力、ビジネスネームはOK
- 当然なりすましなどはNG
- ユーザーの行動は全てユーザー自身が責任を持って行う、アカウント停止・削除の判断はClubhouse事務局が行う
- Clubhouse上でメールアドレスを収集するのはダメ
- 全ての話者の書面による同意なく、会話の一部を録音するのはダメ(規約上はこうなっていますが、どこまで実効性があるかわかりません)
- Clubhouseで話された内容を、Clubhouse以外の場所で公表するのもダメ
また、意外とやりそうなのが、フォロー募集や相互フォロー、フォロー募集部屋でフォロワーを増やすなど、「意図的にフォロワーを増やそうとする行為」。
プロフィールにフォロー募集・相互フォローしますなどと書くと、アカウント削除などの可能性もあると言われていますし、上記のようなフォロワー集めの行為もNGです。
以上の点は注意する必要があります。
多くの人にブロックされている人はプロフィールに「!」マークが付く
Clubhouseのネットワーク内で、多くの人にブロックされている場合、ユーザープロフィールの右上に、「!」マークが付くことがあります。
(自分が相手をブロックしていることは、相手には伝わりません)
ブロックリストは、自身のフォロワーをベースに出てきますので、ある人が見ると「!」マークが出る、また別の人が見ると「!」マークが出ないというケースもあります。
必ずしも、特定の人のプロフィール表示で「!」が出たからと言って、「この人はClubhouseから要注意人物と見なされています」と判断したり、ましてや書き込むことは、厳禁です。
Clubhouseはどのような個人情報を集めているの?
Clubhouseは、プライバシーポリシーで、以下の情報を必要に応じて集めるとしています。
- コンテンツや交流・その他の情報
- 氏名・電話番号・写真・メールアドレス・ユーザー名
- 連絡先情報との連携を許可している場合は電話帳の情報
- 問題があり調査を行う場合、一時的に音声を録音
- その他各種交流のデータ
- インスタグラム、Facebook、Medium、Twitter、Tiktok、Linkedinなどのソーシャルメディアページにアクセスするとき、連絡先の詳細などのデータを収集(ただし、直接連携ができるTwitter、Instagram以外のアカウントに関しては、具体的にどのようにして、どこまでのデータを集めるかは不明)
- その他ログ・クッキー・使用している機器のデバイス名・OSCAR・ブラウザの名前や使用頻度など使用状況データ、IPアドレスからおおよその位置データの収集・Clubhouse内でのメールの開封やクリックした日時のデータ等
他の会社の類似サービスで、同様の規約はありますので、ある程度利用する上では仕方ないと割り切る必要がありますが、こういう情報を、運営側は適正にClubhouseを管理するために受け取りますよ、ということは受け入れる必要があります。
Clubhouseに入ってみたが、何をしてみたらいいかわからない、そしてどんなルームがあるのかわからない
Clubhouseに入ってみたが、何をしていいかわからない、どんなルームがあるのかわからない・・、という人も多いかと思います。
いろいろ検索してみると楽しみ方は出てくると思いますが、
1 とりあえずいろんなルームに入り、面白そうな人をフォローしてみる。また、Twitter、Facebook、Linkedin、Instagramで興味深いトピックがあれば見てみる
2 そうすると、フォローしている人の参加ルームなどが表示されるため、日本語系やその他好きなテーマの部屋を見つけやすくなる。「あ、この方今このルームにいるんだ」というのがわかる。
3 クラブハウスでこういうルームがある、配信があるというのを伝えるサービス、Clubhouse Watchなどのサービスを使う
ある意味、クラブハウスはトークライブ以外にも、突然セッションが始まることも結構あるので、メニュー画面を時折見てみるのも面白いでしょう。
様々なテーマ・著名人のくだけたの話が聞けますし、「この人がこの部屋に!」というのを見るのも、一つの面白さです。
iMessageでClubhouseの招待SMSが正常に表示されない時の対処法