スマートディスプレイ Google nest hubの翻訳機能と使いやすさの向上はこれからに期待。毎月のランニングコストがかからないのと、対応言語・精度が向上する可能性があるのは大きなメリット
先日発売されたスマートスピーカー機能を備えたスマートディスプレイのGoogle nest hub、翻訳機能が充実しているということで、インバウンドを受け入れる店舗の経営者にとって便利ではないか、と思って、担当者個人で導入してみました。
(Google nest hub 公式サイト)
Google nest hubの翻訳機能は、2019年6月時点で29カ国の言語に対応。(今後増える可能性あり)
英語・中国語・韓国語・ベトナム語・ポルトガル語・インドのヒンディー語など、幅広い言語に対応してくれます。
実際に起動するには、
「OK Google 、翻訳モードをオンにして」
とか
「OK、Google、ベトナム語を通訳して」
など発話すると、
「では、はじめましょう」と、通訳モードに入ります。
ただ、十数秒程度途切れると、「翻訳する内容がわからないため、翻訳を終了します」と、
途中で終了してしまうので、途中終了の時間が指定できるとより使い勝手がいいですね。
Google nest hubの翻訳機能は、何カ国語に対応しているのか?
Googleの公式ヘルプによると、現在の所、29カ国語に対応しています。
- アラビア語
- チェコ語
- デンマーク語
- オランダ語
- 英語
- フィリピン(タガログ語)
- フィンランド語
- フランス語
- ドイツ人語
- ギリシャ語
- ヒンディー語
- ハンガリー語
- インドネシア語
- イタリア語
- 日本語
- 韓国語
- 北京語
- ノルウェー語
- ポーランド語
- ポルトガル語
- ルーマニア語
- ロシア語
- スロバキア語
- スペイン語
- スウェーデン語
- タイ語
- トルコ語
- ウクライナ語
- ベトナム語
70種以上に対応する携帯翻訳機があることを考えると、より今後の対応言語数が増えて欲しいとは思いますが、対応言語数自体は今後も増えていく可能性が高いでしょう。
また、自分が話した会話が画面に出てきたり、お互いの言語がディスプレイに表示されるので、両方の話に違いがないかも容易に確認できます。
英語翻訳の場合
もちろん、相手が英語で話すと日本語に翻訳してくれます。
ちょっと間が開くと、「おはなしください」など発話を促されます。
翻訳の精度については、機械翻訳としてはいいと思いますが、やはり誤訳をすることもあり、会話補助という位置づけくらいに見ておいた方がいいでしょう。
あわせて、利用して感じたのは、音声重視の操作体系になっているので、(ボタンを押すなど、タッチ操作の体系ではなく、音声で起動する)最初は慣れないとちょっと使いにくいかな、という感じです。
また、ポータブルではなく据え置き型なので、どこでも使えることを重視される場合は、携帯型翻訳機などの方が便利でしょう。
ただ、対応言語の幅の広さや、画面に表示が出てくること、毎月の費用などがかからないことは、メリットです。
受付、売場に設置し、インバウンド顧客対応の一つの手段として使うのはぴったりで、今後注目されるかもしれません。