サイバーセキュリティの話ばかりだったのと、そろそろUターンシーズン、休暇シーズンであるので、今回はちょっと違った話題に触れてみます。
満員電車からさよならする4つの方法
都市の通勤ラッシュの大変さは、相当なものかと思います。
特に定時出社時間とラッシュ時が重なる場合は余計に・・・。
満員電車に乗らずにすむには、働き方を変える、通勤方法を変える、職場を変える、独立(フリーランスになる)をする、都市とのパイプがある会社の地方拠点で働くなど様々な方法があります。
働き方を変える-リモートワークなど
例えば、リモートワーク・ある程度の規模で柔軟性があればサテライトオフィスを開設してもらう、などがあります。
ただ、担当者自身がリモートワークという立場であるから言えますが、
- 子育てなど特殊な事情がないとおすすめしにくい
- 自分から積極的に出て行かないと、外部とのコミュニケーションが圧倒的に減る
- 仕事とプライベートの区別をしっかりつけにくい
という点があります。
特に保活の関係で保育園に入れず、在宅で子育ての場合だと、リモートワークは大変ありがたい制度です。
ただ、子供を見ながら仕事というのはほぼ無理ですので、子供が寝ている時間や、預かってもらえる人がいれば預かってもらうなど、なんとかして仕事に集中できる時間を作らないと行けませんし、仕事とプライベートの区別もつきにくくなります。
また、世間にもまだリモートワークという概念が浸透しきっていませんので、子供を保育園に行かせる場合も、「おうちで仕事できていいなー」と言われたり、保育園に行くのを嫌がる材料にされることもあります。
通勤方法を変える
いわゆる自転車通勤(都市の中心部では、自動車通勤は難しいと思います)などですが、距離や条件、安全面を考えると、全ての人にはかならずしもおすすめできないかな・・・と感じます。
独立(フリーランスになる)
これも一つの方法ですが、独立すると様々なインプットの機会が減り、アウトプット主体になってきます。つまり、インプットが減ると、アウトプットの成果レベルも低下してしまう恐れがあります。
だからこそ、様々なところとのつながりが大切になってきます。
また、ビジネスマナー・仕事を呼び込むための人脈作りなども大切ですが、大きな実績なしでいきなりフリーランスというのは、さまざまな意味でハンディキャップを背負うことになります。
当然、実績のある人とない人、どちらにお願いするかとなれば、「実績のある人」にお願いしたいからです。
依頼を発注する企業・担当者も当然、依頼した相手がきちんと契約を履行してくれなければ、様々な問題になります。
また、これは強く言っておきたいのですが、
都内中心部・中核都市・地方都市・田舎では、都心の人が想像する以上にビジネス・ITに関するリテラシーのレベルが異なります。(もちろん、都心の方が圧倒的に強い)
なので、都心に住む人が当たり前と思っていることでも、地方では予想以上に高く評価して貰えるのです。
もちろん、地方でもリテラシーのレベルが高い人・組織も多いのですが、格差も大きいのです。
例えば、
- Windows7を使っていて、「OSってなに?Windows10っているの?買い換えるのがもったいない」
- 「セキュリティ対策ソフト」のことを「ウイルスソフト」と呼ぶ
- 「マクロってなに?」
- 「サブスクリプション」という概念がわからない
- 怪しいブラックハットSEO・MEO業者に引っかかってしまう
というのは日常茶飯事です。
そのため、働く場所を変えることで、「自分にとってはなんてこともない知識」が非常に重宝されるケースもありうるのです。
都市・地方双方に拠点を持つ企業で働く
とはいえ、都市・地方どちらであっても、いきなりフリーランス、独立というのは様々な意味で大変さを伴います。
特に、地方に単身で飛び込む場合は、まず地域の信頼を得るというハードルがとても高いといえます。
一方、東京と地方に拠点を持つ会社の地方拠点で働く形であれば、都内の情報も得つつ、地方の快適な通勤環境・生活環境で働くことができます。
特にUターンなどが将来必要になる場合、40代・50代などになってから戻っても、よほどの人脈・スキルがないと、大きなハンディキャップを背負うことにもなりかねません。
この点を考えると、都内と地方に拠点を持ち、柔軟な形で働ける企業(例えば、ニアショア拠点を持ち、これからさらなる成長を目指す企業)で働く、場合によっては地方拠点を志望するというのも一つの選択といえるでしょう。
働き方が多様化する現代ですが、通信網の整備のおかげで、多くの仕事がWebで完結できるようになってきています。
一方、Face to Faceでないと得られない情報というのも多くなり、概して「重要なことは対面・アンオフィシャルな場で語られる」というところもありますので、地方の場合都心部とのパイプがあるかというのは重要になってきます。(もちろん海外とも)
その点を踏まえ、都市と地方に拠点を持つ会社にJoinするというのも、一つの選択肢ではないでしょうか。