コロナ疎開の動きが進む中、地方にありがちな町内会の負担は?

地方暮らしで関わることが出てくる可能性がある「町内会」という問題。

以前に比べると、地域によっては町内会の活動を簡素化しよう、という動きも出ていますし、新型コロナウイルスの関係で、地域行事の多くは、今年は取りやめという方向に動いています。

 

そんな、2020年の、地方の町内会の実情に関して少し書いてみたいと思います。

 

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町内会の活動は、地方に行くほど大変ではあるが、想像よりは負担にならないケースも多い

町内会の加入義務や会費、行うことは、田舎になればなるほど大変になる傾向が大きいようです。

担当者の場合、小規模な地方都市暮らしで、イベントや清掃活動、数ヶ月に一度の短時間の集会などはありますが、そこまでの負担はないというところです。

 

また、マンション・アパートによっては、町内会に加入し、会費を支払うなどの必要性が出てくるときがありますが、都市部のマンション管理組合の会合や一戸建ての町内会と、そこまでかわりはないのではないかと思っています。

 

ただ、過疎地・衰退している地域や、住民自治区がある区域(行政の負担が厳しいので、住民が行政事務の一部を担っている)では、住民の町内会や各種活動の負担は大きいかと思われます。

 

ただ、町内会や地域活動を通して、知り合いの輪が広がったり、地域の事情がわかる、地域になじめるという点もあるので、あまり最初からマイナス面ばかりに目を向けない方がいいかな、とは感じます。

 

いろいろなバランスを考えると、ちょうど良い地方都市くらいがアフターコロナの移住にちょうど良いのではないかと思います。

 

また、町内会費や町内会活動の負担に関しては、移住する場合は地元の人や不動産事業者確認が取れると望ましいでしょう。(うちは月2,000円前後で、町内会館の維持費・共同募金の費用も含みます)

 

そして、人によっては、町内会費を忌避する人や、町内会費の使い道(作業後の会合に使うな、など・・)に細かい人がいますが、町内会には、ある種行政の活動を肩代わりしている面があるので、税金に近いものと割り切った方がいいですし、少額なのに「取られるのは納得できない!」と感情的に振る舞うのはあまり良くないかとは思います。

 

また、消防団員の負担、清掃活動、地域行事もあり、消防団員については様々なところで「大変」と聞きますが、体育会系の人の中には、意外と馴染んで、楽しんでやる人もいるようです。(ただ、普通に会社員などの仕事をしている人は、仕事に影響が出まくるそうなので、職場の理解が得られるかは考えた方がいいかも)

 

このように、町内会の負担は活動・金銭面で確かにあるけれども地域差が大きい、また地域に馴染むという点や、特にリモートワークで働く人に取っては、「リモートワークなので自宅で仕事をしています」ということが伝わるので、周囲に誤解(働いていないんじゃないか・・・)などを与える事もなくなりますので、そういう環境で仕事をする人こそ、町内会への参加と言う形で、地域とコミュニケーションを取る意味はあると思います。