ニアショア開発会社 群雄割拠 全国版

ニアショア開発という選択肢がメジャーになり、

オフショア開発の欠点をカバー、そして全国にニアショア開発会社が増えてきた

 

そもそもニアショアってなに?

とか、

(関連記事はこのへんです)

 

「ラボ型ニアショア開発」とは?

 

オフショアでいろいろあったけど、海外の単価も上がりつつあるよな・・。国内の地方企業に委託するニアショアって、どうなんだろ。

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オフショア開発と日本国内のニアショア開発のメリット・デメリットを比較!

 

 

など、オフショアに比べ少し馴染みが薄かったニアショア・ニアショア開発ですが、海外の単価上昇や、地方自治体のニアショア誘致政策、都内とニアショア拠点のコミュニケーションツールなどの増加で、「ニアショア」が改めて「コミュニケーションが比較的取りやすく、開発コストも抑えられる手法」として、注目されています。

 

 

海外で行うオフショア開発で、成功例だけでなく課題・失敗例なども増え、さらにアジア諸国の経済成長もあり、オフショアとは違ったアプローチとして、ニアショア、ニアショア開発という言葉が徐々に普及し、日本国内でもニアショア事業を行ったり、ニアショア開発、特にラボ型ニアショア開発受託をうたう会社が増えました。

 

そこで今回は、「ニアショア会社群雄割拠」というテーマで、北海道・東北編、関東・甲信越編、東海・北陸編、近畿編、中国・四国編、九州・沖縄編と地域を分けて、地域ごとにニアショアを行う会社をピックアップし、「この地域はこういう会社があるんだよ!」「このジャンルに強いんだよ!」というのをまとめていこうと思います。

さすがに一気にまとめるのは相当なボリュームになるため、地区別に分けて、まず大まかな特徴をピックアップします。(今後この部分も拡充していきます)

また、今後、各地区のより詳しい特徴・ニアショア事業者の紹介なども行っていく予定です。

 

また、業務の外部委託で、どこから始めればいいかなどがわからない場合は、発注ナビなどのサイトを活用するのも手です。



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ニアショア会社群雄割拠 北海道・東北編

 

ニアショア開発群雄割拠 北海道・東北編(北海道・青森県・秋田県・岩手県・宮城県・山形県・福島県)

北海道・東北は、都内大手の進出に加え、北海道・東北発の企業が目立ちます。
また、北海道は広大な土地があり、データセンターなどの確保がしやすい点や、北海道・東北とも新幹線でアクセスしやすいことから北海道・東北と都内双方に拠点を構える企業が目立ちます。
また、北海道の場合、方言の影響が少ないこともあり、九州・沖縄と並び、コールセンターなどのアウトソーシングなども目立ちます。

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ニアショア会社群雄割拠 関東・甲信越編

 

ニアショア開発群雄割拠 関東編(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)

 

関東・甲信越も、都内へのアクセスが近いことや、北関東・甲信越の場合は都内ほど企業の運営コストがかかりにくいことから、開発・ニアショアの拠点となりやすい面があります。

甲信越も、新幹線の整備が進み、アクセスもよくなりました。

長野県では、開発会社が協同組合を作るなど、開発の効率化などの取り組みを行っています。

 

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ニアショア会社群雄割拠 中部地方編

 

東海は名古屋を中心とした経済圏のため、ニアショア受託・開発会社等多数存在します。また、東海地方は理工系の大学が多く、システム開発人材自体も採用しやすい環境にあるといえましょう。

北陸についても、新幹線の整備が進み、ニアショア拠点も増えました。また、現在はテック企業に完全に変身したDMMも、もともとの本社は石川県にあります。DMMラボというニアショア拠点を石川に置いています。

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ニアショア会社群雄割拠 近畿編

 

こちらも京都・大阪・神戸を中核とした経済圏が存在します。滋賀県・奈良県、和歌山県など、府内からアクセスがしやすい面で、周辺地域にニアショアを行う企業や拠点を設ける企業も多いです。

 

また、和歌山は土地の安価さやアクセス性を活かし県全体を挙げてニアショア拠点を含めた企業誘致に取り組んでいます。

 

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ニアショア会社群雄割拠 中国編

 

ニアショア開発群雄割拠 中国地方編(島根県・鳥取県・岡山県・広島県・山口県)

 

中国地方は、島根・鳥取が隠れたニアショア拠点となっています。地元志向が強く、優秀な人材でも地元の国公立大学で学んだり、島根県は県全体でRubyに力を入れており、開発者のまつもとゆきひろ氏が島根県松江市在住ということもあり、松江の中学校ではRubyを使ったプログラミング教育を行っています。また、アクセスは空港からに限られますが、空港から各中心部まではバスで20分程度と、さほど時間はかかりません。

また、島根・鳥取の自治体もIT企業の運営・誘致に非常に理解があり、独自の施策を行ったり、ITしまね開業支援事業のように県全体でIT企業誘致・開業へのサポートを行っています。

広島・岡山・山口も、程よい都市性、新幹線のアクセスと、瀬戸内海の海など自然環境を兼ね備えており、ニアショア拠点・開発受託事業者は多いです。

 

ニアショア会社群雄割拠 四国編

 

ニアショア会社群雄割拠・四国編(徳島県・香川県・愛媛県・高知県)

四国はもともと全域に光ファイバー網が敷設されていることもあり、山間部や離島などの地域でも、IT企業や東京・大阪の企業のサテライトオフィスなどが存在します。

 

四国は愛媛がニアショア協議会を設けるなど、地域企業一丸となったり、高知はニアショア拠点だけでなく、リモートワーク環境の実現にも力を入れるなど、各県特色があります。

ニアショア会社群雄割拠 九州・沖縄編

九州の中では、やはり開発・ニアショア拠点としては福岡が強い存在感を放っているといういえましょう。空港と博多の距離が近いことや、地元志向の強い優秀な人材の存在も大きいです。

また、元々九州は、ジャパネットたかた、やずや、再春館製薬所など通販業態の会社が多くある関係で、沖縄と並びコールセンターなど、ニアショア開発以外の外部委託拠点も多いです。

また、鹿児島の奄美大島は、web制作・webライティングの拠点として近年注目されており、奄美大島にフリーランスを呼び込むなどの施策も行われています。

以上、大まかに特徴を述べてきましたが、ニアショア拠点の開発・誘致には各自治体が力を入れており、事業者だけでなく自治体にとっても、戦国時代という様相を呈してきています。

 

今後この記事は、地域ごとにより拡充し、地域別のいろいろな取り組みを書いていく予定です。

ここまでニアショア拠点の全国各地について触れましたが、今後も拡充を図っていくことと、企業・自治体でこういう取り組み・情報をしているよ、というのがあれば、教えてくださるとうれしいです!

連絡先はこちら

頂いた情報は、できるだけコンテンツに反映させていただきたいと思います。

 

また、ニアショア関連の記事も追加しています。

 

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